旬の食材でおまかせのコースを組む、すし店。県産の米や酢、水を使い、瀬戸内海産の魚介類を中心に提供する。11月10日に中区銀山町から移転した。三原美穂代表は、
「開店5周年を迎え、気持ち新たにスタート。広島三越隣りの好立地に移り、買い物を楽しむ主婦層など新しいお客さまとの出会いが楽しみです」
〝瀬戸内前鮨〟をテーマに漬けにする、酢で締めるといった一手間を加える。すし店では珍しいマイナス温度帯でも凍らない特殊冷凍庫で数日間熟成させたマグロが人気という。移転を機に個室を充実させて鍋などの会席を用意し、接待需要を一層取り込む。
「納得できるシャリとネタの調和のためには、時間と手間を惜しみません。地元の食材にこだわったストーリーのあるコースで、県外や海外から訪れた人にも広島の良さを伝えたい。将来は生まれ育った江田島市沖美町で店を開くのが夢です」