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選手インタビューカープ移籍で自己最多登板 まだまだ投げて貢献したい
広島東洋カープ 投手
鈴木 健矢
5シーズンを過ごしたパ・リーグのファイターズから加入し、球界でも珍しいアンダースローとしてロングリリーフなど重要な役割を担った鈴木健矢投手。カープの印象や、プロ生活で経験した3人の監督の特徴などについて、キャンプ前の1月27日に話を聞いた。
―昨年はどんな1年でしたか。昨年の今頃はルーキーのような気持ちでした。チームの文化など異なる点は感じましたが、皆が温かく迎えてくれたので、すぐ慣れることができました。キャンプでは1歳上の島内(颯太郎)さん、塹江(敦哉)さん、栗林(良吏)さんに食事に連れて行ってもらいましたし、(大瀬良)大地さんは直接の接点はなかったのですが、移籍が決まった当日にLINEでメッセージをもらいました。
―ファイターズとカープ、あるいはセ・リーグとパ・リーグの違いは。 カープは走り込みや投げ込みなど、練習量が多いですね。それを1年間続けたことで、シーズン終盤までパフォーマンスを維持できました。量をこなすことの大切さに気付けたのは大きかったです。
リーグの違いで言えば、パの打者は初球から積極的に打ってくることが多いのに対し、セは粘り強さというか、打線としてのいやらしさを感じました。
まだ自分が1軍に定着できていなかったので関わりが少ないのですが、頻繁な声掛けなどで選手一人一人に寄り添ってくれる姿勢を感じました。栗山監督は自分を右の強打者を抑えるスペシャリストにするという方針で、そうした場面で積極的に使っていただき、ありがたかったですね。
そうです。春のキャンプが終わり実戦に移るころに突然「下から投げようよ」と言われました。しかも、それをコーチに相談したら「そんなこと聞いてない」と返され、一緒に慌てましたね(笑)。数日後の試合で、ぶっつけ本番で投げたのですが、打者も打ちづらいのか三者凡退に。監督は「だから言ったでしょ、良かったよ」と笑っていました(笑)。
元々、高校の途中までは上から投げていたんです。競争の激しいチーム内で唯一無二の存在になりたくてサイドに変えたので、その時もプロで生き抜くためなら、やってやろうという気持ちでした。就任間もない監督から提案されたということは、期待の表れでもあると思いますし。
―新庄監督はSNSでも選手とコミュニケーションを図るそうですね。次の試合のメンバー発表もSNSですし、例えば登板した日の夜に、SNSのメッセージでフィードバックが届くこともあります。新庄監督は自チームだけでなく、他球団も含めた1、2軍の全試合をチェックしているので、自分が2軍にいるときでもアドバイスなどを送ってくださいます。もちろん、移籍が決まった際も連絡がありました。
―ダメ出しもありますか。栗山監督もですが、基本的にはないですね。どちらも背中を押してくださるタイプです。ただ新庄監督は安易に四球を与えたり、不注意で盗塁されたりすると即交代、など厳しい面もありました。
カープの強みは結束力 ―新井貴浩監督はどんな方ですか。新庄監督のような明るさを感じます。プライベートの話もよくしますし、投球内容が不本意だったとしても「次はもっと良くなるから」などポジティブな言葉が多いですね。選手のモチベーションを落とさないよう、配慮されていると思います。
3人とも野手出身ですが新庄監督は比較的、投手への指示や注文が多い方かなと。逆に新井監督は、技術的なことなどは投手コーチやヘッドコーチに任せるタイプと感じます。
―カープのチーム全体の強みはどこにあると感じますか。結束力ですかね。個々での練習が多かったファイターズに比べ、カープは皆で足並みをそろえてトレーニングをするので、高め合い、競い合いの意識を持ちやすくなります。
―広島の街の印象は。市民の皆さんでカープを応援する雰囲気があり、移籍してきて間もない自分にも声を掛けてくださるので、うれしいです。
昨年はBクラスとなり本当に悔しいシーズンでした。自分としては投げた試合数が最も多かった(24試合)のですが、正直まだまだ投げられます。今年は50試合、そして少しでも多くのイニングを稼ぐのが目標です。優勝に貢献できるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします。
プロフィール広島東洋カープ投手 鈴木 健矢 1997年12月11日生まれ、千葉県出身。右投左打。木更津総合高からJX-ENEOSを経て2019年ドラフト4位でファイターズ入団。24年オフに現役ドラフト制度でカープ移籍。初年度から自己最多に並ぶ24試合に登板し2勝0敗、防御率1.89の好成績を残した。





