特集 2026.06.16

福屋広島駅前店 客層広がり、滞在時間延びる

 GWは予想以上の手応えがあった。来館者には里帰りや見送り、旅行者ら幅広い利用者層が訪れ、広島駅にフラットに直結できるアクセス改善の成果が表れ始めている。

 1999年開業来の大規模改装を段階的に進め、百貨店とショッピングモールの良さを融合する新しい複合施設〝デパートメントモール〟(約2万2000平方㍍)を目指して3月5日、リニューアルオープン。1階と地階だった従来の出入口に、駅に直結するアクセスを整えた2階北側が加わり、新たな人の流れを生んだ。4月には、核テナントとして入居する「エールエール ヒロシマ」8~10階に市中央図書館も入り、営業環境が様変わり。鈩前浩二店長は、「時間帯によるが、例えば図書館にはファミリー層や高校生、ビジネスマンなど従来の駅前店には比較的少なかった来館者が見られ、売り場の客層の変化を感じる。扱い品目は、多くの駅利用者の来店も目指し、SCで展開されるようなカジュアルなブランドにもチャレンジする。近隣商業施設には少ないキッズやメンズ、スポーツ関連を充実。福屋オリジナル品も取りそろえるカープグッズも根強い人気がある。そこに行く理由や目的は多ければ多いほど、街としての魅力も増す」と、来店動機を生む売り場づくりに努める。

 駅利用者は1日10~15万人と言われ、そのうちエールエールヒロシマへの来館は3万人とにらむ。営業フロアは改装前の地下1~11階から地下1~5階・11階と5階分が減ったが、コロナ禍前の売上高にチャレンジする構えだ。「福屋の強みは、温かみのある信頼されるサービスだと思う。ラグジュアリーを極める八丁堀本店に対し、広島駅前店は百貨店の良さを生かしながら幅広い年齢層のユーザを取り込んでいき、駅周辺のにぎわい創出に貢献したい」とし、駅南口の2029年春を目途の整備完了や、駅北口の新アリーナ建設など今後の再開発を見据える。

この記事はいかがでしたか?

関連記事

おすすめ記事

企業データベース
1ヶ月無料 購読プランのご案内
企業データベース
1ヶ月無料 購読プランのご案内

最新ランキング(2026.6.17更新)