特集 2026.06.16

ホテルグランヴィア広島 〝ホテルステイ〟に着眼 

 広島駅直上の利便性や、インバウンドの支持も高く、堅調な客室稼働率で推移している。3月で開業1年の新館サウスゲートは380室を備え、欧米主力のインバウンドに応じた広さ(ツインで平均30平方㍍)も確保。本館単独ではやむなく断るケースもあった団体客が、増加傾向の海外組も含め呼び込めているという。

 商圏内は、ビジネス向け中心に数館の新規開業を控える。競争激化を見据え、運営するジェイアール西日本ホテル開発の島田正義常務は「体験価値を向上し、ホテルステイの魅力を打ち出していく。ビュッフェ形式で朝食は地元食材をふんだんに使い高価格帯ながら一定の人気があり、ランチも予約が続いている。上層2フロアでは就寝前の酒を提供するナイトキャップを楽しんでもらえる。滞在する目的をふんだんに用意、工夫したい」と館内で過ごす快適さを訴求する。

 本館は2025年3月に21階のラウンジを拡張。ティータイムやアフタヌーンなど時間帯に応じたサービスを用意。407室のうちクラブフロア70~80室の宿泊客専用で、利用者の満足度は高く、リピーターも増えつつあるという。

「人口減で国内マーケットは間違いなく先細る。リモート普及などでビジネス利用も厳しくなる。ホテルステイの支持を高め、本館も将来的には客室を中心に改装を構想中。インバウンドは全体の30%を占めるが40~45%までに引き上げたい」

 関東、関西、九州からの利用が多く、ビジネスと観光の利用はほぼ半々。時代の変化やマーケットをにらみ、ホテルの在り方を探る。

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