東京出身で子どもの頃はベイスターズを応援していましたが、広島出身の妻との結婚を機に来広後はすっかりカープファンに。仕事の関係で初めて観戦し、試合前の広島駅や球場の熱気に圧倒されたのを覚えています。一致団結して応援する地元の方の姿を見ているうちに、気付いたら一緒に声を張り上げていました。今では年10回ほど球場に足を運びます。
資金力を武器に有力選手を引き抜くのではなく、育成に力を入れている点も魅力。二軍の選手もチェックしていて、練習を見てこれから成長しそうな金の卵を探すのが楽しい。注目しているのはシーズン終盤に一軍入りを果たした田村俊介選手。弱冠二十歳ですが、バットを構えた時の〝やってくれそう〟な雰囲気は、ヤクルトの村上や巨人の岡本をほうふつとさせます。将来は4番としてチームを引っ張る存在になってくれると思います。
新井監督のマネジメント手法からは学ぶところが多い。試合後のインタビューでエラーについて聞かれた時、「全然気にしていない」、「攻めた結果だから問題ない」といった発言をされており、絶対に選手を責めない。任せたからには信じるということを徹底されているのでは。だからこそ、皆がのびのびと力を発揮できる。点が入ったときには選手よりも喜んでいる姿も印象的。そういった姿勢がチームの雰囲気の良さにつながっているのだと思います。遠くない未来に日本一に導いてくれると確信しています。