広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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グルメ&ナイト― GOURMET and NIGHT ―

広島の経営者がおすすめするグルメやナイトライフのお店を紹介。

  • 2025年2月13日号
    響膳 米壽

    飲食やアパレル店長を経験した代表が、昨年11月に開いた創作和食店。午後9時までは彩り豊かな日替わりのおまかせコース(8800円)だけで、以降は一品メニューも扱う。
    「北広島町の契約農家の野菜や垰下牛など県産を中心に、和食店に20年以上勤めた磯部正之大将が目利きした旬の新鮮な食材を使用。刺し身、焼き物といった定番に加え、和食の要素を採り入れた肉まん、手作りケーキなど創意工夫を凝らし、何度来ても新しい味に出合えます。約20種から料理に合わせて薦める日本酒も好評です」
     接待や記念日のほか、女子会の利用も多い。価格以上の満足度を提供したいと、一人一人に合わせたきめ細かい接客を心掛ける。
    「店名の通り、心に響く料理やおもてなしを心掛け、お客さまに〝口福(こうふく)〟を届けたい。末永く愛される店に育て、ゆくゆくは多店舗展開できればうれしい」
     今後、数量限定のすしコースなども始めたいという。

  • 2025年2月6日号
    食堂DeN

    2023年4月に開店した創作料理店。イタリア料理の技法をベースに、イタリアワイン(850円〜)や日本酒(750円〜)に合う品を提供する。キノコのテリーヌ(900円)以外に固定メニューはなく、下処理が丁寧な青森の魚屋から届く魚介類、北広島のささゆりポークなど幅広い食材を客の要望に合わせ即興で調理する。
    「イタリアンはもともと郷土料理が多いので、ローマワインとカルボナーラのようにその土地の酒と料理を合わせると当然おいしいのですが、清酒『宝剣』とパセリソースを添える穴子のローストといったペアリングもお勧め。酒のうまみが料理を引き立てます」
     カラスミ、スルメイカ「ワタ」の塩漬け、調味料など何でも自身で作る研究家。24年は1200種近いワインを飲んだほか、イタリアを縦断して朝のエスプレッソ、ランチのワインなど食事を楽しむ文化を学んだという。
    「ペアリングなど新しい気付きを面白がってもらえれば。人生が豊かになるような酒と料理を広めたい」

  • 2025年1月30日号
    鉄ぱんお好み焼き べんべえ

    輸入車販売のバルコムグループで飲食事業のバルコムエミュー(安佐南区中筋)が営むお好み焼き店。鉄板焼き「鉄ぱん屋 弁兵衛」のセカンドブランド店に位置付け、昨年12月23日にオープンした。
    「当社が育ててきた弁兵衛の味をよりカジュアルに楽しんでもらいたい。23席の小型店として気軽に立ち寄れる〝町鉄板〟をコンセプトに、周辺の会社員や、観光客を意識したメニューをそろえました。少し辛めの特注ソースを使うお好み焼きは飲んだ後の締めにもお薦めですよ」
     県産カキを盛り付ける「広島牡蠣スペシャル」(1780円)や大豆で作った代替肉ソイミートを使う「ヴィーガンスペシャル」(1580円)といったお好み焼きのほか、しょうゆベースの甘辛いタレを絡めた「骨付き鉄ぱん豚カルビ」(480円)など、おつまみメニューも充実させる。
    「お客さまとの距離感やつながりを大切に、週に2回以上訪れたくなる店づくりを目指します」

  • 2025年1月23日号
    段原キッチン sole

    昨年12月でオープンから10年目を迎えた隠れ家的な創作イタリアン。チーズとパスタに力を入れており、「ブッラータチーズのボロネーゼ」、「黒トリュフのクリームパスタ 」などを提供する。
    「ほとんどのお客さまがご注文くださる『名物!炎のリゾット』は、大きなチーズの器でフランベしてから、お客さまの目の前で仕上げます。ダイナミックで迫力満点の調理法にご注目ください」
     日常使いからデートや女子会、貸し切りでの会社の集まり、記念日まで、さまざまなシーンで選ばれる店を目指し、メニューを工夫。コースやアラカルトに加え、前菜が食べ放題のビュッフェ形式や、世界のチーズの食べ放題などのオプションを用意する。
    「食べ放題用のチーズは羊のミルクが原料で濃厚なコクが特徴のペコリーノなど約7種類を用意。オリーブオイルや蜂蜜を付けたり、卓上のロースターでトロッと溶かしたりと思い思いに楽しんでもらいたい」

  • 2025年1月16日号
    はなのつゆ

    昨年10月に開店した和風居酒屋。和食歴30年以上の料理長が魚料理や串焼きを中心に、酒が進む銀ダラ串西京焼き、地鶏の塩こうじ焼きなど素材の味を生かす料理に力を入れる。
    「人気の『蟹の甲羅揚げ』(1200円)はカニのほぐし身をオリジナルのホワイトソースに絡めて甲羅に入れ、パン粉を付けて油で揚げています。グラタンのようですが意外とさっぱりして日本酒とも好相性。私の一押しは地穴子の刺身と地酒『龍勢』との組み合わせです」
     酒は県産レモンのサワー「太陽の雨音」や県内外の日本酒、ウイスキーなど50種以上を幅広く用意する。飲み放題付きコースは刺身、揚げ物、焼き物など6品で6000円〜。8000円以上のコースは日本酒、ワインのラインアップが増える。
    「1人から大人数まで対応可能なので、気軽にふらっと立ち寄ってもらえたら。18人以上で貸切もできます」
     向かいには今年15周年を迎える姉妹店「瀬戸内彩食いづみ」も。

  • 2025年1月9日号
    ルッソクラブ オリエンタルサロン

    会員制クラブで、大人のお洒落な会話を楽しむ上質の社交場がコンセプト。和洋中の食事やピアノバーも人気を博し、ルッソビル全体で「快適」「情緒」「わがまま」「遊び」をキーワードに、ぜいたくな空間を提供する。
    「コロナ前にママに就任し皆さまから『大変なときこそ笑顔だよ』と声を掛けていただき、とても励みになりました。その貴重な経験を胸に、お客さまと過ごす充実した日々の有り難さを実感しています。大切なご接待でも仲良しの方々とのご来店でも息抜きの場であり、特別感を抱いていただけるお店づくりに奮闘中です」
     頑張り屋な性格で、日頃から旬の話題にアンテナを張る。家庭菜園や料理にも挑戦。スポーツ観戦が好きで、昨年は初優勝したドラフラや、首位争いに食い込んだカープとサンフレの話題で盛り上がったよう。
    「地元プロの活躍と同じように、歓楽街のにぎわいは広島全体の元気に関わると思います。新年もヒロコシグループ一丸となって盛り上げたいですね」

  • 2024年12月19日号
    ダイニングバー大起

    今年5月に開店した、和・洋創作料理の居酒屋。翌午前5時まで営業する。和風の店構えにカウンター席中心の落ち着ける店内には、会社が応援する若手ゴルファーの写真が壁面に並ぶ。
    「ディナータイムはお酒と楽しむ料理を提供し、午後11時からはバータイムで軽食を用意。2、3次会のほか飲食店の勤め帰りの方に、深夜でも手仕込みの料理が食べられると好評です」
     洋食と和食出身の2人が、サーモンのじゃがいもパリパリ巻き、ホタテの塩辛アンチョビ風など、季節の食材を使ってメニューを考案する。
    「前日までに予約すれば希望の食材を使った料理もお作りします。味の好みなども気軽に伝えてください」
     週替わりのおすすめ日本酒は料理に合う辛口が中心。洋食に合わせてワイン、ウイスキーも数銘柄をそろえる。
    「お客さまに喜ばれる店づくりを目指し、深夜まで料理を出せるよう時間交替制を採用した。勤務条件の改善は人手不足解消につながる。若い世代にアピールして料理人を育てていきたい」

  • 2024年12月12日号
    tomo coffee

    9月にオープンしたカウンターだけの小さなカフェ。ドリップコーヒー(500円)、カフェラテ(550円)ほか、手作りの日替わりケーキ(600円〜)やスコーン、フィナンシェなどの焼き菓子を出す。
    「店内を彩る椅子やランプは数年かけアンティークショップなどで買いそろえた。イタリアやフランス製の陶器、宮島焼きなど約20種類からドリップコーヒーのカップを選べるサービスを行い、写真映えすると好評です」
     代表は3人の子どもを育てながら10数年間、レストランの調理場などで経験を積んだ。女性向けセミナーをきっかけに起業を意識。複数のコーヒー教室で入れ方などを学び、開業を延期したコロナ期間中は製菓専門学校の通信課程で腕を磨いた。
    「SNSを見て訪れる20〜60代女性が多い。ゆっくり過ごせる居心地の良い空間づくりと味の追求を怠らず、何度も来たくなる店を目指します」
     数年内に地元の庄原にも出店したいと意気込む。

  • 2024年12月5日号
    あとり酒店

    エキニシの1号店「EARTORY(アトリ)」に隣接する2号店として2018年に開店した。1号店のコンセプトが「肉・世界ビール」なのに対し、あとり酒店では2軒目での利用も見込んで、魚・日本酒をそろえる。
    「これからはカキがおいしい季節。当店は坂町の業者から殻付きを直接仕入れ、生・焼きガキのほかカキポン酢などを提供しています。日本酒は常時、広島の地酒7〜10種と県外の12種を用意。好きな銘柄を組み合わせる地酒3種の飲み比べセットは観光客に人気なんですよ」
     日本全国や世界をバックパッカーとして巡った経験から、旅の楽しさを広めたいという。エキニシ全体を盛り上げようと23年から、はしご酒イベントを企画。来春の広島駅リニューアルに合わせた仕掛けを検討している。
    「当店含め4店舗を同じエリア内で営業しています。広島を訪れる人に楽しんでもらえたり、広島から旅に出る人が情報収集に来てくれるような場所にしたい」

  • 2024年11月28日号
    重慶美食辣香屋

    4月に夫の劉高福シェフと開店。共に中国重慶市出身で、故郷の味をメインに提供する。夫は2005年頃から市内の中華料理店「老四川」に勤め、稲荷町店では料理長を務めた。「日替わりランチ」(780円)はマーボー豆腐、ホイコーローなど曜日別の主菜1品にサラダ、唐揚げ、スープ、おかわり自由のご飯が付く。
    「重慶料理は四川料理の中でも香辛料の刺激が強いと言われます。通常の定食は日本人向けに控えめですが、現地の味付けに変更も可能です。薬味の効果で冬の体を温めますよ」
     夜はより本格的な単品メニューを用意。例えば高菜と川魚を煮込む「酸菜魚(スァンツァイユー)」は重慶の代表的料理で、酸味と花椒(ホアジャオ)の辛さにビールが進むという。そのほか重慶火鍋コース(2980円〜)、飲み放題付きコース料理(8品4000円〜)、52品から選べる食べ放題(4500円)も。
    「重慶市と友好都市である広島の皆さんに本場の料理を味わってほしい」

  • 2024年11月21日号
    熊吉

    住宅街にあるお好み焼き店。先代の宮原勝江さんから事業を引き継ぎ、10月にリニューアルオープン。店名も「福の神」から変更した。
    「佐伯区のお好み焼き店に6年ほど勤め、いずれは自身の店を持ちたいと考えていました。縁あって13年にわたり地域に愛されてきた店を任せていただき、身の引き締まる思い。廿日市の原地域で採れた『廿日九条葱』、生エビなどを使う福の神焼き(1400円)といった看板商品のほか、無料のキャベツ大盛りサービスなど、これまで守り続けてきたことを大切にしながら、さまざまなことに挑戦したい」
     食感を重視し、キャベツを蒸らしやすいように従来よりも細い千切りに。鉄板の温度も高めに設定した。夜営業に力を入れたいと、日本酒などドリンクの種類を増やし、各種鉄板焼きといった一品メニューも充実させる。
    「こうした店は地域の交流拠点としての役割も担っていると思います。コミュニケーションを大切にし、気軽に集える場を目指します」

  • 2024年11月14日号
    黒べぇさん広島店

    福山に2店舗を構えるステーキ丼専門店で、6月1日に市内初出店した。一番人気の「ステーキ丼」(1350円)は脂が少なく柔らかい赤身〝牛さがり肉〟を香ばしく焼き、オニオンチップをたっぷり使ったライスの上に盛り付ける。サラダ、みそ汁、小鉢2種などが付く2000円の定食もそろえる。
    「牛さがり肉は筋が多く下処理に時間がかかる部位ですが、毎日店内で丁寧に調理。しょうゆベースのタレにわさび、三つ葉を添え、ガッツリながらも飽きない味付けです。そのほか〝よそでは食べられない〟をコンセプトに数種類の丼メニューを用意。老若男女に好評で、ランチタイムには女性のお一人さまもご来店くださります」
     テイクアウトに対応。夜は馬刺しや牛すじ煮込みなど酒に合う単品料理に加えビール、地酒、焼酎など40種類近いドリンクを用意し60分1300円などの飲み放題も提供する。
    「おいしい肉を食べると元気が出る。腹いっぱい食べたい日や仕事終わりの一杯にもぜひどうぞ」