明治初期建築の古民家で、作庭家の重森三玲が手掛けた庭園を眺めながら、フレンチを楽しめるレストラン。
「空き家になっていた桜下亭の素晴らしさを知ってもらいたいと、14年前に開店。和と洋のギャップとコントラストで、驚きや感動を味わってほしい。日本庭園を眺めながら引き戸を開けると、じゅうたんの上に白基調のテーブルと透明な椅子などモダンな空間が広がります。ここだけの雰囲気を存分に楽しんでください」
ランチとディナーはコースを各2種類用意し、2カ月に1度メニューを刷新する。県内の契約農家から届く採れたての野菜や、専属の目利き人が草津港で買い付ける魚介類など地物に加え、フレンチに合う欧州産の食材も空輸で仕入れる。
「四季折々の表情を見せる庭園に合わせて、料理にも旬の食材を取り入れます。これからの季節は一層赤みを増す庭の紅葉とともに、カモなどのジビエ料理を提供。五感を使って晩秋の趣を感じてもらいたい」