CAFE風車を運営する三吉屋食品(中区大手町)が手掛けるそば店。
「能美島出身の創業者が戦後に大阪のかつお節問屋に勤め、現地でそば屋を開業。店は大阪万博会場の近くにありました。その後に帰郷し、1965年に喫茶店の風車を開店。約40年前に呉駅ビルに風車と一緒に水車を構え、広島でもそば店を始めました」
熊本、長崎の削り節3種と北海道利尻昆布で取る一番だしと、白い更科系のそばを使用。大阪での味を受け継いでいる。そば以外にも、水車の特製だしを使った炊き込みご飯や和総菜など手作り料理を提供。最近は、酒2杯と日替わりおばんざい4種類が付いた「晩酌セット」が人気という。
「昼は買い物客や家族連れ、夜は仕事帰りのサラリーマンのほか女性の一人客が多い。だしを使った手作り和食で一日の疲れを癒やしてもらいたいですね。長く勤めてくださっているベテランさんが多いので、接客も料理も、できるだけ人の手を掛けてサービスを提供し続けたい」