九谷焼の器に旬の盛り付けが目にもあでやか。北陸の海の幸が売りの外食チェーン「金沢まいもん寿司」を展開するエムアンドケイが新会社を設立し、瀬戸内の幸と金沢の食文化を融合させた新しいタイプのすし店を宮島口に4月オープンした。原田直幸店長は、
「金沢直送の白エビや瀬戸内のタイなどネタのうまさが引き立つようシャリに広島の老舗の赤酢を使い、しょう油なしでも堪能していただけます」
オリーブオイルやバーニャカウダソースを添えるなど、和とイタリアンの融合も斬新で、グルメの舌を喜ばせる。ソムリエ資格もあり、
「すしに合うワインもお任せ。和食の枠にとらわれず、地元の生産者が作る、知られていない食材も料理を通じて発信したい」
コースのみ昼3300円、夜8800円。宮島が望める風光明媚な店内で、ゆったりと流れる時間が日常を忘れさせる。