2009年から営む焼き肉店。3月末に中区堀川町から幟町に移転した。正岡豊社長は、
「コロナ禍で迷いもあったが、『微力ながら広島の街を元気にできれば』と決意。大勢の常連さまからお祝いの花や酒をいただき、頑張ってきて本当によかった」
地下で〝隠れ家〟感のあった旧店舗に対し、視認性の高い電車通り沿いの2階に入居。常連客用で接待や記念日向きのVIPゾーン、一般客用のカジュアルゾーンに分け、幅広い層の取り込みを目指す。3分に1回空気を入れ替える設備の導入や完全個室の多いつくりに加え、座席間の距離の確保などで感染対策も強化した。
厳選した高品質の和牛を提供。客に合わせて部位や食べ方を提案し、溶岩石のプレートと網で肉を挟んで焼く挟み焼きなどが人気。コシヒカリは正岡社長が契約農家に出向いて出来栄えを確認している。
「ホスピタリティの向上に力を入れ、クレド(行動指針)を冊子化。特別なことではないが、お客さまに手紙を送ったり、メッセージを書いたカイロを渡したり、喜んでもらえる方法を常に考えている」