島根県邑南町の蕎麦店「瑞穂ふくのや」を経営する(合同)ふくのやが8月に開店した。日本蕎麦保存会の「おいしいそば産地大賞」で第4位に選ばれた島根県のそば「三瓶在来」など、中国山地の在来種をブレンドし自家製粉・製麺して提供。伊藤雅規代表は、
「三瓶在来は香りと粘り強さが特徴。そこに味とコクやモチモチ感のあるそばを混ぜ合わせてさらに味わい深いおそばを打っています。しょうゆやワサビ、米なども島根県産を主に使うなど、産地にこだわっています」
大田市の有名店「手打ちそば千蓼庵」で修業し独立。邑南町をそばの町とし、にぎわいの創出を目指す「邑南そば街道推進協議会」の発足にも奮闘した。
「11月からサラリーマン向けにミニそばとんかつ定食(800円)など、丼物や定食も始めました。『蕎麦前』をつまみに1杯やって、シメにそばを食べるといった蕎麦屋でお酒を飲む風習を広島でも根付かせたい」