1月9日に中区幟町に開店。JR広島駅近くの「鮨広島あじろや」など、市内の有名すし店で店主を務めた経験を持ち、初めて自身の店を構えた。
「どうすればこの魚をよりおいしく食べられるのか。できる限り最高の状態で召し上がってもらいたい、と常に考え続けてきました。おいしさ、楽しさ、心地よさを提供し、広島で誰もが知るような店にしたい」
地魚を積極的に使うほか、全国のルートからも旬の鮮魚を仕入れる。特にこだわるのがシャリだ。コメの一粒一粒を感じられるように炊き上げ、〝のどでも味わえる〟口あたりを大切にする。昼は3300円〜、夜はおまかせコースが1万1000円〜。
白島地区で約50年、すし店を営んだ父親の影響を受け18歳でこの道に入った。以降31年、すし一筋に歩む。
「尊敬する父が昨年他界したほか、今年迎える50歳の節目が独立の後押しとなりました。市内の和食店で10年経験を積んだ長男の翔と共に、お客さまをお迎えします」