広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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特集記事― FEATURE―

2023年12月14日号| 表紙の人
にぎわいづくりへ連携推進 進む施設整備、回遊性に期待
広島バスセンター / 及川 享 社長

7月1日付で就任。西日本有数規模のバスターミナルを備える商業施設のかじ取りを担う。今春開業のひろしまゲートパーク(旧広島市民球場跡地イベント広場)や市中央公園に来年2月開業予定のサッカースタジアム、再来年以降の広島城三の丸整備など周辺開発が着々と進む中、そごう広島店の新館閉館に伴う売り場再編に併せてアクア広島センター街の4・5階を10月にリニューアルオープンした。相乗効果を狙い、紙屋町基町界隈全体のポテンシャルをいかに引き上げていくのか、その戦略などを聞いた。
-運営するアクア広島センター街1、2階をそごうへ賃貸。新館から生活雑貨ロフトを5階に導入しました。
 アパレル主体のテナント構成だったが郊外大型SCやネット販売の台頭に押され、これにコロナ禍が響き売り上げが落ち込んだ。ロフトは従来売り場の約半分の1083平方㍍で、品ぞろえは6割強の約2万点だが、売れ筋を中心とし、予想以上の手応えだ。全国的にも知名度が高く、新館8階から3階バスターミナルに近いフロアに移り、買い回りの良さもプラスに働いているのではないか。
 5階からは100円ショップ「セリア」、手芸用品専門店「ユザワヤ」を4階に移した。計画通りに推移しており、幅広い顧客層を対象とする生活雑貨に軸足を移したテナント構成でコロナ後のリニューアル効果を期待している。

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