広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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特集記事― FEATURE―

2024年9月19日号| ピックアップ
サタケ 加圧式IH炊飯設備を拡販
30年に国内業務用シェア50%目指す

精米プラントで世界トップメーカーのサタケ(東広島市西条西本町、松本和久社長)は、中食産業の拡大や海外和食ブームを受けて炊飯設備「SILK(シルク)」の販売を強化する。コンビニやスーパーの総菜を一括で作る食品工場などの業務用で業界唯一の加圧式IH方式を採用。2012年の発売から国内70ラインに導入し、現在の同業務用シェアは15%。30年までに50%に引き上げる計画だ。
 シルクは電磁加熱で釜内を加圧し、米を対流させながら炊く。1・2気圧、106度で米の芯まで熱することで、時間の経過による風味の劣化や水分量低下、加熱のばらつきを抑制。IHはガス調理に味が劣るという通説を覆し、冷めてもおいしいご飯が炊けるという。

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