ベンチャーの(合同)リモット(佐伯区五日市中央、香西俊吾代表)は、観光案内システム搭載の立ち乗り型電動三輪モビリティーサービスを全国の行楽地で本格展開する。広島トヨペットなどが大久野島(竹原市)やひろしまゲートパーク(中区基町)近辺で行っていた、同モビリティーの貸し出し事業を引き継ぐ。9月14日からの鳥取砂丘周辺を皮切りに、東京や神奈川、愛媛でも計画。現地の観光関連企業などと連携してエリアの回遊性を高め、消費を促す狙い。
リモットはトヨタ自動車から広島トヨペットに出向し、同事業を担当していた香西代表らが1月に設立。GPS内蔵の専用端末が音声などで観光スポットを案内するというサービスの骨子は変わらないが、トヨタ地域ディーラーの枠を外れたことで展開エリアや車両の選択肢が広がった。鳥取では走行安定性に優れたストリーモ(東京)製の電動三輪モビリティーを採用している。