地場企業とスタートアップ企業をマッチングする大型イベント「TSUNAGU(ツナグ)広島」が11月19、20日に中区の広島グリーンアリーナで初めて開かれる。複数の事業者が組織の枠を超えて革新的な新製品・サービスを生む「オープンイノベーション」の機運を高める狙い。主催する、ひろぎんホールディングスの部谷俊雄社長と中国新聞社の山本慶一朗社主兼常務に、開催の背景、両社の新事業の取り組みなどを聞いた。
-このイベントを開くきっかけは。
山本社主(以下、山本)私から部谷社長に声を掛けさせてもらった。5~6年ほど前、ある経営者から広島銀行と組んでスタートアップ向けのコンテストを開いてほしいと言われたことがあり、それ以来何かしたいと考えていた。そして2020年に広島県や広島銀行が主催した、地場企業と全国のスタートアップを結び付けるプログラム「広島オープンアクセラレーター」に参加したことが大きなきっかけになった。