松下政経塾で塾頭を務めた上甲晃氏(83)の教えを引き継ぐ、広島青年塾発足準備委員会(長岡秀樹代表=CIA社長)が立ち上がった。6月13日、説明会と上甲氏の講演会をエディオンピースウイング広島で開き、約100人が参加。今後、三次市や中区で開く3回のプレ講座などを経て、来春の開塾を目指す。
上甲氏は京都大を卒業後、松下電器産業に入社し、広報、販売を担当。80年創設の財団法人松下政経塾に翌年入職した後、塾頭、副塾長、常務理事などを歴任した。95年退職後は志の高い日本人の育成を掲げる「青年塾」を創設し、現在までに2000人の塾生を輩出。松下幸之助の教えを最も伝えることができる人物の一人とされる。