広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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特集記事― FEATURE―

2025年7月17日号| ピックアップ
広島観光開発 宮島ロープウエー受け入れ強化
来島者最多、獅子岩線で18年ぶり客車一新

広島電鉄グループの広島観光開発(廿日市市宮島町紅葉谷公園、田村智康社長)は2026年3月、弥山山頂に向かう宮島ロープウエー「獅子岩線」(榧谷駅―獅子岩駅)のゴンドラ(客車)全2車両を18年ぶりに一新する。24年の来島者が485万と過去最多を更新する中、ゴンドラの定員を従来の30人から35人に増やすことで混雑緩和や安全性向上を図り、瀬戸内の眺望を一層楽しんでもらう。
 同線は標高371㍍の榧谷駅から同433㍍の獅子岩まで約4分で結ぶ。新たなゴンドラは大阪車輌製で、弥山を開いた弘法大師空海にちなみ、空と海をイメージしたデザインを検討する。ゴンドラ更新に対応するため、前期までに電動機(モーター)や制御器などを取り替えた。また始発の紅葉谷駅から榧谷駅までの紅葉谷線では18 年3月に、全22両をオーストリアのカルバテック社製で窓が広めのゴンドラに入れ替え済み。

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