広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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特集記事― FEATURE―

2025年10月23日号| 表紙の人
ゆたかと来春合併、かんきつ販売に期待 戸河内支店・産直市は道の駅へ移設
JA広島市 / 吉川 清二 代表理事組合長

JA広島市とJA広島ゆたかが2026年4月に合併する。JA広島市の吉川清二代表理事組合長に、合併の進ちょく状況、かんきつの振興策、JA広島市の中期計画、営農計画などについて聞いた。
-合併の進ちょく状況は。
 JA広島ゆたかの大長ミカンの販売先の大半がJA広島市エリアで、広島菜漬との共同販売など双方にメリットがあると判断し、24年9月の理事会で方針を決め、合併検討委員会、合併研究幹事会が発足。地区別説明会、総代会承認などを経て25年7月に調印式を行いました。JA広島ゆたかの本所については支店にし、大長選果場、大崎上島・下島のアグリセンター、直売所みかんあいらんどなどは存続する方針です。ゆたかの貯金残高は262億円規模で、信用部門はJA広島市の仕組みに統一します。合併後の26年度の貯金残高は6732億5000万円、貸出金残高2084億2300万円、販売品取扱高48億3200万円、事業総利益80億4700万円などを目標にしています。現在呉市からの通勤者がおり、人事交流についても希望者を聞き検討したい。

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