日本初の水素混焼エンジン搭載タグボート(TB)「天歐(てんおう)」を1月に公開した。昨年12月、水素とバイオディーゼル併用による世界初のゼロエミッション(ZE)航行に成功。日本財団が水素燃料の海事導入を目指す「ゼロエミッション船プロジェクト」の中核を担う同社の2人に成果と今後の展望を聞いた。
-なぜTBを選んだのか。
神原 TBは大型船の離着岸を支援する船で、全国120港湾に約400隻ある。基本的に一つの港を拠点とするため水素供給の仕組みをつくりやすく、ここを脱炭素化できれば「カーボンニュートラル(CN)ポート」への近道となる。
青沼 実証では水素混焼とバイオディーゼル燃料を併用し、CO2 排出量を約60%削減しながら、運航性能は従来と変わらないことを確認した。