船舶修繕で国内トップクラスの年間約400隻を手掛ける。東大発AIスタートアップのノアロジー(東京)と海事産業特化型プラットフォームを共創し、業界全体に開放する方針だ。企業の垣根を越えて修繕能力の底上げに挑む久野智寛社長に話を聞いた。
-協業の内容は。
修繕履歴などの多くは紙や手書きの記録、熟練工の勘と経験として散在しており、人が変わると履歴が見えず、同じトラブルを繰り返すこともある。電子カルテのように船舶の修繕履歴、検査結果、不具合情報などを時系列で記録し、船員、工務監督、船主、造船所といった関係者全員が閲覧・追記して船の生涯情報を使える基盤を構築する。蓄積データからAIで劣化の傾向を分析し、予兆保全を提示。突発的な故障を減らし、計画的な維持整備を可能にする。