広島の経営者がおすすめするグルメやナイトライフのお店を紹介。
2月13日に中区舟入南で開業したホルモン焼き肉店。グループのお好み焼き店「裏島」に隣接する。女将(おかみ)は県外の店で目にした、カウンター越しに店員が焼く提供スタイルを気に入り、新店に取り入れた。自慢の肉を絶妙な焼き加減で振る舞う。
「全10種類を用意し、特に口の中でジューシーなうま味が広がるマルチョウ、濃厚な味わいの和牛ホホ肉、希少部位のシビレが絶品です。合わせるのは当店特製のあっさりねぎ塩ダレと、深い味わいのみそダレ。もやしと一緒に口に運べば、やみつきになること間違いなしです」
鉄板に空いた穴から肉のうま味たっぷりの油がしたたり落ちる。それに、みそダレを合わせたベースを使う焼きうどんで締める。一品料理も含めた全11品コースは3850円。口直しのサイドメニューとして、日替わりの手作りアイスクリームも魅力的だ。
「和を基調とした空間でゆったりとした時間を過ごしていただきたい。カウンターでお待ちしております」
これまで扱っていたブランド鶏の安定調達が難しくなったことから、昨年12月25日に店名変更するなどリニューアルした。県内で珍しい希少なブランド鶏「高坂鶏」を提供する。
「『とにかくお客さまが感動する焼き鳥を』という思いから、名だたる店が扱う高坂鶏を使いたいと生産者さまと交渉。関西の名店焼鳥谷口(尼崎市)で1カ月半研修し技術を学ぶなど、熱意を伝えようやく実現しました。世界一の鶏とも称される桁違いのうま味と食感をぜひ楽しんでほしい」
京都の京丹波町から直送されてくる新鮮な鶏を使用。長期の熟成によって肉質がいっそう軟らかく、脂は滑らかになりコクが増すという。現在は予約限定で、午後6時スタートのおまかせコース(税込1万2000円)のみを受け付けている。
「本気で仕事をしている方たちに、本気で指導していただいた経験は私の宝です。人生の転機となりました。このご恩を常に忘れず、上を見て進んでいきたい」
県内5店を展開する「焼肉ふるさと」の姉妹店として、エキニシエリアで昨年12月16日にオープンした。ふるさと同様に県産高級ブランド榊山牛を扱いつつ、より気軽に立ち寄れるというコンセプトを掲げる。
「1階にはカウンター7席があり、一人焼き肉も楽しんでいただけます。2階はトータル36席で、1組22人までの宴会に対応。飲み放題付きのコースプランも用意しています」
定番のカルビ、ハラミのほか、生食できるツラミ刺しやハツ刺し、タンをフグ刺しのように薄く切った「タンてっさ」も人気。また上レバーステーキなどの独自メニューもある。
「長期肥育をはじめ、指定牧場での独自配合飼料、ストレスの少ない牛舎整備といった榊山牛のこだわりを多くの方に感じてもらいたい。日によっては、当日朝に処理したばかりの新鮮なホルモンを提供しています」
店名の由来は「和える、もむ」という意味の韓国語。焼肉ふるさと内で、下準備の際に使われる言葉という。
2023年開業し、「新解釈・近代的広島居酒屋」をコンセプトに地場の食材、酒、B級グルメなどをそろえる。昨年12月、流川町内で移転した。
「ウニホーレンや汁なし担々麺ほか、手作りのがんす、燻製(くんせい)カキをのせた冷奴、音戸のちりめんを使うだし巻き卵など広島らしいメニューを充実。地元の人にも観光客にも、広島をもっと好きになってほしい」
店舗面積は2倍ほどになり、団体や新規客の増加に手応えを得ているという。2月、県内外から料理人を招き、県産食材の料理をふるまうイベントも始める。
「当店でしか味わえないものを提供したいと、オリジナルのクラフトビールやソーセージを開発。このほど、江田島や東広島産のイノシシを使うジビエ串もラインアップに加えた。お客さまとの会話を大切に、食材の産地やお勧めの食べ方などを丁寧に伝えたい」
19年から同フロアでバー「SUNSHINE」も営む。今後、スナックなど積極的な出店を計画する。
2018年に開店したJR広島駅ビル内エキエダイニングのステーキレストラン。汁なし担々麺くにまつなど18飲食店を営むコレクタスグループの一角で、ランチからディナー、カフェ利用まで多様なシーンに対応する。
「霜降りローストビーフ重は和牛A5ロースを火加減に注意して調理。容易にかみ切れて、そしゃくするほど肉のうま味が溶け出します。山椒を利かせた自家製ソースをかけると一変、さっぱり。また、柔らかくうま味が多いのに脂っこくない肉まぶしなど多彩な肉料理を用意しています」
観光客向けに県産食材の料理も充実。4種の焼き牡蠣(かき)盛りはバジル、トマト、グラタン、ポン酢でうま味を引き立てる。豆にこだわるコーヒー、スイーツなどカフェメニューも充実し、昼下がりの客足も多い。
「駅にあるからこそ、老若男女のあらゆる場面に寄り添いたい。広島レモンサワー、ウイスキーなど酒も充実しているので、仕事終わりにもご利用をお待ちしております」
飲食店経営などの東洋観光グループが昨年11月、居酒屋「えびすの宴」を業態変更した。鶏肉や海鮮を備長炭で香ばしく焼き、うまみを閉じ込める炭火料理を主体に、明太子入りのトロロをかけるもつ鍋なども人気を集める。
「お通しをなくし、一人550円の『入場料』を設定する代わりに、生ビール209円、サワー・ハイボール75円〜、ソフトドリンク1円〜の〝原価価格〟で提供する。セルフオーダーの導入や配膳動線を意識した座席配置でコスト削減を図っている」
個室からカウンターまで一席当たりの面積を広く取り、ゆったりと過ごせる。最大40人の宴会に対応。客の出入りで鳴らす太鼓を合図に、スタッフ全員があいさつすることで、店内に活気を持たせている。帰り際に駄菓子を贈るなど、楽しんでもらうため工夫を凝らす。
「若年層や2軒目での利用が増え、手応えを感じている。グループ唯一の居酒屋を守り、ゆくゆくは2店目も実現させたい」
ヒロコシグループで、大人のおしゃれな会話を楽しむ上質の社交場がコンセプトの会員制クラブ。和洋中の食事やピアノバーも人気を博し、ルッソビル全体で「快適」「情緒」「わがまま」「遊び」をキーワードに、ぜいたくな空間を提供する。2022年8月から小ママとして、相川絵奈ママと二人三脚で切り盛りしている。
「この3年はあっという間でした。春と周年記念の夏に毎年開くイベントを成功させる上でプレッシャーも感じましたが、お客さまや周囲の方々に支えていただき、感謝が尽きません。当店は会員制クラブでありながらアットホームな雰囲気があります。人と人のつながりを大切にして、楽しかった、また来たい、と思ってもらえるよう全員で励みたいと思います」
ゴルフ好きで県内のゴルフ場は全て回ったほか、旅行や美術館巡りも趣味。グループではクラブ穂に新しいママが、クラブ羝に2人目の小ママが誕生し、薬研堀ビルはカラオケルームが復活。今年もグループ一丸でもてなす。
モダン邸宅風のレストラン。炎のゆらめきを眺めながらワインと料理を楽しめるよう、窯を取り囲むようにカウンター席を配置。瀬戸内の旬の食材をジャンルに縛られず、素材の味を生かし薪火でシンプルに仕上げる。
「木の種類によって異なる香りが食材に移り、奥行きのある風味が特徴。海の幸に加え、最近はジビエに注力しており、今はこの時期にしか食べられない野生のマガモが特においしい。かむほどにあふれ出す濃厚なうま味と野性味をご堪能ください」
食材の多くは代表自らが市場に出かけ仕入れており、調味料もすべて自家製。調理に使う水は県内各地の湧き水を定期的にくみに出かける徹底ぶり。日本で唯一、パルマハム職人の称号を持つ「ボンダボン」(岐阜)の生ハム(ぺルシュウ)を県内で同店だけが扱う。コースは全10品で1万8000円。より気軽に来店してもらいたいとアラカルトを昨年から始めた。
「ゆったり落ち着いた空間の中で、心癒やされる時間を過ごしてほしい」
リーガロイヤルホテル広島1階で季節折々の料理やデザートを提供し、昨年5月に10周年を迎えたビュッフェレストラン。新年の幕開けを彩る企画として1月10日から約2カ月間、イチゴスイーツと料理を楽しめるランチ・ディナーフェアを催す。
「ショートケーキなどの定番メニューからイチゴを使うピザやスープといった変わり種まで、また目の前でこだわりの一品を仕上げる〝ライブデザート〟ではミルフィーユなど、イチゴメニュー12種類をそろえています。食事メニューも充実させ、寒い季節に体温まる美酒鍋やカキフライ、土日祝のディナーではにぎりずしも登場。何度でも通いたくなるように曜日や時間帯でメニューが変わるのも特徴です」
県内出身のマネジャーは東京・福岡・長崎のホテルや飲食店などで計30年間サービス業に従事。各地の多様なニーズに向き合い現場力を磨いてきた。
「時代に合わせながらサービスの質を着実に高め、より心地良い食空間の創出に努めていきたい」
良い食材をシンプルに調理して提供する鉄板焼き店。政界、球界、角界の常連が多いほか、数年前から国内外の動画サイトに取り上げられ、推し配信者が訪れた〝聖地〟として巡礼する客足が途絶えないという。
「私の故郷、庄原のブランド比婆牛A5のコウネ、カルビ、ハラミ、サーロインステーキなどは塩コショウでさっと炒めます。ホルモンは韓国産のピリ辛みそ炒めもお薦めです」
酒は生ビール(700円)をはじめ酎ハイ、ワイン、マッコリなどを幅広く用意するほか、海外で高い評価を受ける安納芋焼酎、酔神伽羅蜜(すいじんきゃらみつ、1杯900円)を中四国で唯一取り扱う。
「締めにぴったりのお好み焼き肉玉そば(1000円)は、キャベツよりも先に麺を乗せる昔ながらの焼き方。調理時間は長くなりますが、おいしいと思うので続けています。仕入れが難しい双子卵も特徴。鉄板越しに料理を待つお客さんに見て楽しんでもらうためのこだわりですね」
8月まで営業していた「串焼酒房蜂ヤ」の店主が独立し、同じ場所で9月に新店を立ち上げた。旬の地元食材をメインに使うコンセプトはそのままに、県産鶏や豚、牛の串焼きに加えて一品料理などを提供する。
「豚の軟骨や、ミョウガの豚肉巻きといった珍しい串メニューも用意。国産牛の上ミノ串は希少な部位を使い、ジューシーさと歯応えが楽しめます。料理では豚モツのみそ煮込みが人気です。今からの時期はモツ鍋のほか、カキも何とか確保し、味わってもらえるようにしたい」
ドリンクは県内外の日本酒や、新酒の時期に合わせて入れ替える焼酎などをそろえる。最大11人が座れる座敷での宴会だけでなく、9席あるカウンターで一人酒も大歓迎という。
「猫がマタタビの効果でリラックスするように、お客さまには当店でゆったりとした時間を過ごしていただきたい。そして〝また、たびたび〟訪れてもらえる店を目指すという思いを店名に込めました」
プロ演歌歌手の林美和子さん(日本クラウン)が切り盛りするバーラウンジで、10月1日にオープンした。同様の業態は全国的に珍しいという。ママの持ち歌をはじめ、客のリクエストに応じて歌声を披露し、企業の親睦会などの需要を取り込んでいる。
「縁あってお店を任せていただく上で、とにかく音を楽しんでほしいと考え、音響機材にこだわりました。リクエストにはその曲を選んだ背景などに思いをはせて歌い、お客さまがマイクを握る際もその声を引き立てられるようにエコーやBGMボリュームの調整を都度行います。来店してくださった皆さんに気持ちよく過ごしてほしい」
2時間5000円の飲み放題で30人程度の貸し切りにも応じる。年末は軽食付きプランも用意。ライブなどでママ不在時は別の演歌歌手が代行する。
「地元の香川に比べてとても華やかな街だと感じています。人も温かく、すでに第二の故郷のような気分。長く愛される店にできるよう、接客も精いっぱい楽しみたいですね」