4月1日に広島県内9JAが合併してJAひろしまが発足した。2022年3月末時点で、組合員19万2716人(全国3位)、職員数2487人(4位)、事業総利益182億円(5位)、貯金残高1兆2964億円(8位)など全国有数の規模になった。初代代表理事組合長に就任した三戸正宏前JA呉組合長に抱負や運営方針、注力分野などについて聞いた。
-就任の抱負をお聞きします。
合併に向けJA広島中央会内に県域統合対策部を設置し、19年度は各JAから職員が1人ずつ出向しました。その後出向者は増え、総務管理系だけでなく、信用共済、営農経済など多数の職員が派遣されました。旧JA広島中央(東広島市西条栄町)に設置した本店では、旧9JA出身者ら180人が勤務。まだ出身JAと名前が覚えきれていない状態ではありますが、まずは職員が働きやすい環境づくりをしたいと思っています。
旧JA呉からも12〜13人が本店で勤務。これまで営農はカンキツ、花、倉橋のトマト、江田島のキュウリなどが中心でしたが、今後は米や和牛なども主力農産品になります。秋までに管内の9地域本部や計91支店を回りたいと思っています。