4月、福岡美朝前社長の後を受け、社長に就任した。「もっと西川ゴム工業を知ってもらい、世界にPRしたい」との思いで経営に取り組む。4月にIT本部、調達本部、技術開発本部などを新設し3統括本部10本部制にする組織改革を実施。就任の抱負、国内外の工場の状況、研究開発テーマなどを聞いた。
-就任の抱負からお聞きします。
福岡前社長から、「70歳になり退任するので後を頼む」と言われました。自動車業界は変革期ですが、エネルギーが何に変わろうと、顧客が満足するサービスをきっちり提供したいと考えています。最近は製造業が敬遠されがちですが、良い人材を採用したいですね。環境問題にも取り組まなければなりません。やるべきことは多く、業績と社員の生活の向上のための戦略を日々、幹部と練っています。
-国内の状況と最近の設備投資は。
コロナの影響が終わり半導体不足も解消しつつあり、じわり上向きになっています。少子化もありコロナ以前の19年の水準には戻らない可能性があり、車種も高齢化で軽自動車が見直されています。