広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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特集記事― FEATURE―

2024年1月18日号| 新春インタビュー
県経済、消費・生産持ち直し堅調 再開発ビル今秋着工、3〜6階入居
広島商工会議所 / 池田 晃治 会頭

ー広島経済の現状と2024年の展望をお聞きします。
 コロナ禍からの正常化に伴い、個人消費が持ち直すとともに、生産も主力の自動車産業が上向くなど県経済は緩やかに回復しています。本年もこの状況が続くのではないでしょうか。
 県内企業の設備投資意欲が高いことも好材料です。日本銀行広島支店の2023年12月の企業短期経済観測調査によると、23年度の広島県の設備投資額は前年度比+26・0%と2桁の増加を計画。ひろぎんホールディングス経済産業調査部の23年10月調査でも県内企業264社の23年度設備投資計画額は前年度比+15・9%の増加を見込んでいます。
 春闘での賃上げも景況のポイントになると思います。ひろぎんホールディングスの調査では、正社員の23年度の賃上げは「実施した」企業が7割超に上り、24年度も「実施する方向」が8割近くで、その約9割が「23年度と同程度以上」と回答しています。物価高の中で、物価と賃上げとの好循環が実現することを期待しています。

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