マツダ(毛籠勝弘社長)はゲーム・アプリ開発プラットフォームで世界大手の米国ユニティ・テクノロジーズの日本法人(東京)と協力し、運転席回りの設備を直感的・視覚的に操作しやすくする仕組みを開発する。グラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI=参照イメージ画像)と呼ばれる領域で、3月7日にパートナーシップ契約の締結を発表。ゲーム業界で使われる3D表現や開発エンジンの技術進歩は著しく、製造業に取り入れることで高度なシミュレーションが可能になる。〝ものづくりDX〟が急がれるなかで近年、注目されている。
ユニティはメルセデス・ベンツなどでも実績があり、車載オペレーティングシステムへの実装を含めてマツダのGUI開発を支援。デザインや設計をはじめ自動車開発に必要となる多様なデジタルツールと綿密に連携させて手戻りを減らし、試作前のシミュレーションなどを通じて作業効率を高める。