広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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特集記事― FEATURE―

2024年7月25日号| ピックアップ
マツダ 設備投資と研究開発に最高額計画
ラージ商品の増産や電動化を加速

マツダ(毛籠勝弘社長)は2025年3月期に、確認できる1997年3月期以降でそれぞれ最大となる設備投資1700億円、研究開発費1600億円を計画する。「CX-60」など高収益な新シリーズ「ラージ商品」(比較的車体が大きく馬力のあるSUV)の増産や電動化などに充てる。
 特に北米市場の販売好調を受け、米国アラバマ、メキシコ、日本の各工場で増産する。ラージ商品は3列シート車「CX-80」と北米向け「CX-70」のプラグインハイブリッド(PHEV)搭載モデルを加える。また、北米市場で「CX-50」にハイブリッド(HEV)の導入も計画。EV市場が拡大する中国では、協業先の技術を活用したバッテリーEV(BEV)とPHEVを設定する新型車「EZ-6」を年末までに投入するなど反転攻勢を図る。

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