広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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特集記事― FEATURE―

2024年8月29日号| ピックアップ
ヒロテック 米国、メキシコ、ドイツ工場増設
防府工場はマツダラージ商品群向けにプレスライン更新

自動車部品メーカーのヒロテック(佐伯区石内南5-2-1、鵜野徳文社長)は生産設備を製造する米国のヒロテックアメリカ(ミシガン州オーバーンヒルズ)を1万2000平方㍍増設し生産能力を増強した。ゼネラルモーターズ(GM)のピックアップトラックの生産設備を受注し、GMの米国内の工場に据え付ける。ヒロテックメキシコ(グアナファト州シラオ市)も1万2000平方㍍を増設し、ドイツのメーカーのメキシコ工場向けにボディ部品を生産する。ドイツのメーカー向けに車体部品を製造するヒロテックマニュファクチャリングドイツ(バイエルン州ガイゼルへーリング市)も同メーカーのミュンヘン近郊の工場向けに新たにトランクリッドの製造を予定。現在工場増設のために敷地を造成中で、早ければ2024年度中の着工、26年度の稼働を見込んでいる。
 ヒロテックアメリカは、GMの北米工場で生産される全車種のドア生産設備を設計製作している。GMの主力商品であるピックアップトラックのモデルチェンジが今後数年にわたり計画され仕事量の増加が見込まれるため、23年に工場増設分を含め延べ3万5000平方㍍に増床し、ドアなどの組み立てラインの仮設スペースを拡大した。

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