マツダを中心に国内全乗用車メーカーに樹脂部品を納めるダイキョーニシカワは6月、9年ぶりに社長交代した。杉山新社長に、新中期経営計画のポイント、国内外の工場の動向、新製品開発、カーボンニュートラルの対応などについて聞いた。
―就任の抱負、経営方針は。
東証一部(現プライム市場)上場10周年を迎えました。日本の基幹産業である自動車産業の一翼を担っている責任と、広島・山口をはじめとする地元経済への貢献を果たす重責を感じています。社員の安全と健康を守ることに加え、自己成長ができる環境を整え、社員全員が未来に向かって元気にチャレンジできる企業風土の醸成を目指します。新技術開発で地球環境問題の解決やサステナブルな社会の実現にも貢献したいですね。