広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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特集記事― FEATURE―

2025年10月16日号| ピックアップ
叡啓大学 県外専門人材と地場企業マッチング
ツネイシG、広川Gなど5社が参画

県立叡啓大学(中区幟町、有信睦弘学長)は10月1日、大都市など県外の専門人材を地域企業の課題解決に参画させる「ひろしまバリューシフトプログラム」を始動し、8日に開講式を開いた。特に首都圏の専門人材をターゲットに、リスキリングと企業での実践の場を設ける。産学が協働して人手不足の解消につなげるほか、大企業出身者などの知見を地域企業に還流させたいとする。
 リクルートワークス研究所によると、地方ではデジタル化や新規事業に取り組む人材が不足する一方、首都圏ではホワイトカラー層が過剰となる試算で、人材需給の偏りが見込まれるという。同プログラムでは同大学が企業の経営課題を事前に整理し、都市部の人材をマッチング。企業は面談後に研究員として業務委託契約し、半年間で目標設定から成果検証までを行う。また週に1日は同大学の授業を受けさせることで、リスキリングにも取り組んでもらう。

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