お好み焼きの徳川チェーンで、広島・愛媛・島根・山口でFC店含め20店を運営。アルバイトを経て入社し、6店で店長を務めた田中成雄専務は、
「広島風、関西風に加えて鉄板焼きも提供し、好みに合わせて選んでもらえる。家族や友人とわいわいと鉄板を囲み、団らんの時間を楽しんでほしい。各店によるメニュー開発を推進し、ホワイトソースを使ったグラタン風、台湾ラーメン風などユニークなお好み焼きが誕生。大麦入りなど体に良いメニューづくりも強化している」
徳川をはじめ、グループで出た食品残さから堆肥を製造。農業のベジタ(庄原市)に供給し、店で使うキャベツは全て同社のもので賄っている。季節によって水分量や硬さが変わるため、複数品種から最適なものを厳選する。
「昨年12月には冷凍お好み焼きを商品化し、店頭やインターネットで販売。一枚一枚手焼きして食材の鮮度や食感、風味を維持する『プロトン冷凍』技術を採用し、店と遜色ない仕上がりに。リピーターも多い。今夏中にカキ、穴子入りの『宮島物語』を発売予定。PRを強化するとともに生産性を上げ、事業の柱にしたい。人の動きが戻るまでにはまだ時間がかかるが、現在手薄な東区、南区を中心に引き続き出店していく。5年後をめどにFC含め30店体制を目指したい」