2018年にオープンした広島で珍しいロシア料理の専門店。オーナーで来日17年目のジェーニャさんが母のジーナさんと二人三脚で店を切り盛りし、本場の家庭料理を提供する。ホフロマと呼ばれる花や木の実、鳥が描かれたロシア伝統の柄を多く採り入れた店内には、マトリョーシカなどのかわいらしい小物を多く置いている。
「ロシアでイベント時によく食べられるニシンとビーツのサラダや、酒と相性の良い豚バラの塩漬けなどが人気です」
サワークリームをつけて食べる日本の水ギョーザに似たペリメニやライ麦パンのボルシチ、ビーフストロガノフなど全て手作り。あえて日本人の好みに寄せずに本物の家庭料理の味を追求しており、家族連れや女性客の利用が多い。
「広島に居ながら海外の雰囲気を味わえます。日本人にとっては地理的に距離が近くても、まだまだ遠い存在のロシアの魅力を一人でも多くの人に知ってもらいたい」