シェラトングランドホテル広島内のブッフェレストラン。開業から11年で初の大幅改装に踏み切り、6月23日に営業再開した。内装はウッド調を基調に瑠璃・白銅・琥珀などのアースカラーを用いて瀬戸内の自然を再現し、シンプルでモダンな雰囲気に。ブッフェコーナーには3人のシェフが常駐し、客と対面しながら料理を仕上げて提供する。ホテル業界で約40年となる、山本正彦総料理長は仏料理を中心に宴会などにも対応する。
「味・質・サービス・雰囲気、全てにおいて広島一番を目指します」
と意気込む。リニューアルに向けて数年間、後輩・先輩のホテルを視察して情報収集したという。「シェフがいて、常に作り手が見える安心感を提供したい。料理をとってもらうときの会話はもちろん、『(料理は)温かかったですか』と、食後のコミュニケーションも重要視。当たり前のことですが、温かいものは温かい状態で召し上がってほしい」
調理台は全てフラットにし、大理石の調理台で保冷・保温をするなど工夫を凝らした。1日8人限定のディナーコース「シェフズテーブル」も新たに始める。