八丁堀店と合わせ鉄板料理2店を経営。三川町店では7月1日から、年間約100頭しか市場に出回らない「美みくまのぎゅう熊野牛」ステーキの提供を始めた。中四国地方で初。岡田牧場(三重県)で肥育された雌の黒毛和種で、直営の肉屋でしか購入できず希少性が高い。
「牛舎の裏山から湧く天然水を与えるなど愛情たっぷりに育てられた牛もきっと、ここに生まれて良かったと感じているはず。ストレスの少ない環境だったことが肉質に表れています」
適度に脂身が入った赤身「カイノミ」を中心に仕入れる。鉄板に乗せた網の上で約6時間じっくりと低温で焼いてうま味を閉じ込めることで、ヒレ肉の最上級シャトーブリアンを超える柔らかさに仕上がり、かむたびに口の中で澄んだ肉汁が広がる。1万2000円のコースで提供。
「コロナ禍の休業中に全国の生産者を訪問して食に対する考え方を見つめ直し、『生産者と一緒にお店をつくる』思いを新たにしました。皆さまに特別なひとときを過ごしてほしい」