宮崎市出身で広島宮崎県人会の理事を務める店主が、本場の味を広めたいと9年前に開いた居酒屋。チキン南蛮や地じ とっこ頭鶏のもも焼き(地鶏の炭火焼き)、冷や汁など名物をそろえる。
「柔らかい鳥のもも肉を揚げて甘酢にくぐらせ、タルタルソースをたっぷりのせるのが本場のチキン南蛮。地頭鶏の炭火焼きは地元と同じ『もも焼き』と呼んでおり、店内で炭を使って焼く。広島の人に本場の味を知ってもらい、宮崎出身の人には懐かしんでもらうために、地元の味をアレンジせずに出すことを意識しています」
アルコール飲料はビールや日本酒のほか、芋焼酎を常時7銘柄用意。特に霧島酒造の焼酎は、定番の白や黒に加えて、宮崎限定販売の銘柄「霧島」など4〜6種類を扱う。
「霧島は広島で仕入れることができないので、車で10時間近く運転して現地に買い付けに行く。〝てげてげ〟(宮崎弁で適当なこと)では宮崎の人に叱られますからね。やっぱり地元料理には地元の酒が一番合います」