7月に創業5周年を迎えたベトナム料理店。同国出身の夫妻が本場の味を伝える。
「実家は鶏フォー専門店で中学生の頃から店を手伝い料理を覚えました。今も毎日スープの味をチェックします」
チャン代表は大学卒業後、ハノイの高級レストランに勤め、2008年に日本の接客を学ぶため来日して広島YMCA専門学校に留学。市内のホテルなどで働く中、ベトナム料理を知らないという声を受け、自ら店を開くことを決意。18年に念願をかなえた。
「当初は母国から呼んだシェフと一緒に営業。ハノイの料理は南部よりあっさりした味付けで、抵抗なく受け入れてもらえてうれしかったです」
鶏や牛肉のフォー、バインセオなど代表的なメニューは一通り用意。コースのメインにもなる炒めエビチリ、牛肉の赤ワイン煮込みなどもある。
「平日は仕事仲間、週末は家族でいらっしゃるほどファンになってくださった常連さんもいます。ベトナムの味をぜひ一度、お試しください」