4月11日、広島駅に近い東区光町に念願だったお好み焼き店をオープンした。
「定期的に食べたくなる。そんな定番の『肉玉そば』にこだわりたい。まずは地元の人に愛される店を目指す」
磯野製麺の麺をパリッと焼き上げ、キャベツは水っぽくならないよう極力触らず蒸し焼きに。テンポよく鉄板の上でさばき、注文からなるべく短時間での提供に努める。
独立前はリサイクル事業のコーヨー(安佐南区)に20年勤務。不動産業を営んだ父親、お好み焼き店を開業した姉や友人を見て、40歳を前に独立心がかき立てられた。辞める覚悟で同社の三井弘樹社長に相談すると「一緒にやろう」とまさかの声掛け。立ち上げた会社に100%出資を受けた。約1年の修行を経て独立。店の切り盛りは夫人と、修行先の同僚を社員に迎えた。
「やるからには『広島ナンバーワン』と言われるお好み焼きを提供したい」
その志を社名「(株)H.one」に込め、腕を磨き続ける覚悟だ。