南仏のミシュラン一つ星レストランで修業を積んだシェフが夫妻で営むフランス料理店。店名は修業先から譲り受け、仏語で「宇宙」を意味する。野菜中心や、バターの代わりにオリーブオイルを使うなど特徴的な同地域の「ニース料理」に特化した創作料理と、ワインのペアリングを楽しめる。
「現地で教わった〝材料を選んでから料理を決める〟という考え方に感銘を受け、当店でも食材選びにとことんこだわる。東広島市志和町で採れた野菜をはじめ、育成頭数が少なく市場に出回ることがまれな比婆牛、もみじ豚など県産食材を主に仕入れています。日によってコースメニューが変わるのも、来店時の楽しみの一つです」
昼夜ともに2組限定で、4月は常に満席だった。最近では、カップルの記念日として利用する20代後半の客層が増えたという。
「お客さまから『ここでごちそうを食べるために仕事を頑張りました』といった声を頂くことが、大変励みになる。今後も妻と切磋琢磨(せっさたくま)していきます」