4月に創業6周年を迎えた町の中華店。中国山東省出身の夫妻が経営する。3月に数件南側に新築移転した。
「前の店は狭くていつも行列になっていたので席数を倍に増やし、団体利用も受けられるように8人掛けの席も設けました。それでも昼は行列ができ、うれしい誤算です」
料理を担当する夫の藩さんは中国でホテルに勤務後、20年前に来日した。友人を頼って広島を訪れ、中華や和食の店、居酒屋などで十数年経験を積んで独立した。唐揚げ、焼き餃子、五目焼きそば、八宝菜、天津飯など、幅広い年齢層になじみのあるメニューを、経験を生かして日本人に合う味付けにしているという。メニューのほとんどを1000円以内で提供。ランチでは人気の麻婆豆腐と炒飯のセットなどを、宴会利用にはコースメニューを用意する。
「休日は家族連れやグループの利用が増えてうれしい。移転後からのお客さんはもちろん、遠くからも来てくれる常連さんも大事にしていきたい」