広島駅弁当グループが2017年、広島駅内に開いた。広島の玄関口でカジュアルにすしを楽しめる。「瀬戸内の魚、季節の食材、地酒にこだわっています。日替わりの『瀬戸内特選にぎり』が一番人気。グループの名物でもある穴子料理も当店独自の味で自慢の一品です」
開店当初は観光・インバウンド向けを想定したが、コロナ禍の中でも通った地元客への丁寧な接客、メニューの工夫を徹底し続け、現在では地域の常連客が全体の半分を占めるという。
従伯父が和食店を営んでおり、その姿に憧れた。広島酔心調理製菓専門学校を卒業後、和食店を5年経験し入社した。
「愛がないと、おいしいものは作れないという従伯父の言葉を信念に持ち、家族に料理を作るように、仕込み・調理・サービスなど全ての工程に愛情を注ぐことを大切にしています。グループの本店、仕出しなど、ブランディングにも力を入れ、あじろやはおいしくて安心と思ってもらうのが使命です」