広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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グルメ&ナイト― GOURMET and NIGHT ―

広島の経営者がおすすめするグルメやナイトライフのお店を紹介。

  • 2024年9月5日号
    お酒とちょっと小料理 てん

    8月20日にオープンした小料理店。白を基調に木のぬくもりを感じられる店内は、モザイクタイルを使い明るくかわいらしい内装を目指した。
    「私もお酒と食べ歩きが大好きで、店名には『点と点が交わる交差点のような場所』という意味を込めました。お一人さまも大歓迎。ほかのお客さんやスタッフとの会話が楽しめるような居心地の良さをつくりたい」
     女性だけで店を切り盛りし、同世代の女性や40代以上のビジネスパーソンなどをメイン顧客に想定。できるだけシンプルな味付けで、素材の味を生かした料理を提供する。日本酒をはじめ、焼酎やウイスキー、酎ハイなど、アルコールは一通りを用意。
    「0次会から飲んだ後の締めまで、いろんな使い方をしていただけたら。流川に飲みに出た際には、思わず顔を出したくなるような、〝心の温かさ〟が伝わるおもてなしを理想にしています。料理はまだ勉強中ですが、ちょっとした小料理でおいしいお酒を一緒に乾杯しましょう」

  • 2024年8月29日号
    SHARI流川

    7月1日にオープンした和食ダイニング。西区三滝町に構える料亭旅館「三瀧荘」の姉妹店で、内装は朱赤と漆黒カラーを基調とし、シックで落ち着いた雰囲気とした。夜営業だけで、おでんコースは5500円から、懐石コースは7700円からそろえ、本格的な料亭の味を三瀧荘に比べて割安に提供する。平均予算は1万円。
    「トリュフやウニなどを乗せた広島牛カツレツ、穴子の白焼きなど県産食材をふんだんに使った一品をそろえるほか、庶民的フードのおでんも用意。複数の具材を一鍋で煮込むイメージがあるかと思いますが、当店ではベースのだしも各食材に合った味付けをしており、一品ずつ提供しています」
     同店は歓楽街に位置することから、宴会や2次会利用などを見込み、最大18人収容可能な個室を別料金なしで用意する。
    「じっくり手間暇かけた料理をまずは目で楽しんだ後に口に運び、重層的な味わいと余韻に浸るといった、五感全てで楽しんでいただきたい」

  • 2024年8月22日号
    ROOF TOP CAFE & BAR

    おりづるタワー内で9月30日まで営業する期間限定のバー。今年は例年より30分早く開店している。
    「日暮れから夜へ移り変わる時間、展望台では日常とは違う広島の風景が見られます。仕事などから開放され、リラックスして過ごせる洗練された空間に立ち寄ってほしい」
     自家製広島レモンシロップと米が原料の奥飛騨ウォッカで作るサワー仕立ての「瀬戸内スパイシーレモンウォッカ」をはじめ、広島の銘酒や海外でも人気の高い日本のウイスキーなどをそろえる。オーガニックコーヒー、生はちみつのチーズケーキ、夜9時以降限定の「朝光どぶろくアフォガード」などカフェメニューにも力を入れる。
    「地元広島産の酒や果物を中心に使ったこだわりのドリンクを提供します。注目されているウェルネストラベルのトレンドにも対応して、ノンアルコールに変えられるスムージーやオーガニックフードメニューも用意。お酒が飲めない人も一緒に、非日常な空間を楽しんでもらえれば」

  • 2024年8月8日号
    MOOD COFFEE & BAKE

    ミュージックビデオ、CM、写真などクリエーティブ制作を手掛けるイサイ(東京、脇坂侑希社長)が運営するカフェ。8月の広島拠点開設に先立ち、3月29日、同じ物件に開いた。
    「ふらっと訪れたくなる『居心地の良い空間』がコンセプト。大きなガラス窓、木目のテーブルや床、たくさんの観葉植物などで明るくナチュラルな雰囲気にしています。全席コンセント完備で仕事にも便利です」
     東区のコーヒー専門店「サプタ」から仕入れるオリジナルブレンドの豆は、しっかりとした深みの中にもほどよい酸味があり飲みやすい。手作りのチーズケーキや、クッキーなどの焼き菓子、メロンなど季節の素材を使う週末限定のパフェは女性客らの人気を集める。
    「広島出身の当社代表の『身近にクリエーティブに触れられる場所をつくりたい』との思いから、社内外のアーティスト作品を展示・販売。今後、弊社社員や地元アーティストを招いたワークショップ、個展のほか、アーティスト同士や異業種の交流会も開きたい」

  • 2024年8月1日号
    すみすみ

    5月1日にリニューアルオープンした焼き鳥店。お好み焼き店で4年間の経験を持つ新店長が、安芸高田市のブランド「廣島赤鶏」などを提供する。
    「前オーナーから経営を引き継ぐことになり、安佐北区の店を閉めて就任。鉄板と炭では勝手が違うことも多々ありますが、鶏の味がしっかりと引き出せるよう修行を重ねました。赤鶏はもも・かわなど4種をそろえています。また承継前から一押しの自家製手ごねつくねは、シンプルにたれを付けても良いですし、マヨネーズをのせて炙ったメニューも人気が高い。食後の甘味には鶏と同様に炭火で焼いた、みたらし団子もお薦めですよ」
     店内はそれぞれ9人、5人が入れる座敷2室ほか、合計18人分のテーブル席、カウンター最大8席を備える。
    「大切な人と大切な時間を過ごしてもらう、をコンセプトとしており、座敷は個室として使えます。平日は串やサラダ、自家製クリームチーズなどを提供する5000円の飲み放題コースもあるので、接待での利用も歓迎です」

  • 2024年7月25日号
    みっちゃん総本店 おりづるタワー店

    ISE広島育ち(佐伯区)が運営するお好み焼き店。3月23日に中区のそごう広島店から移転した。旗艦店に位置付けて最多の74席を設け、昭和の屋台を意識した内装に仕上げた。カキやコウネ、観音ねぎを盛り付けたお好み焼き「広島満喫スペシャル」(2970円)のほか、地穴子の白焼きや広島牛のステーキなどを提供する。
    「平和記念公園に近く、国内外の方にみっちゃん発祥の〝広島のソウルフード〟をより知ってもらう場にしたい。ありがたいことにインバウンドに加え、新サッカースタジアムを訪れた県外のアウェーチームサポーターにもご来店いただいています。鉄板席でヘラを使って食べたいという人も多く、食を通じて広島を堪能してほしい」
     鉄板の長さは約8メートルで、同時に30枚を焼けるという。営業日ごとに味にばらつきが出ないように複数人で生地の伸ばし、焼き、仕上げの工程を分担する調理法を採用。1枚しか焼かない場合でも徹底するなど、伝統の味を守り続けたいとする。

  • 2024年7月18日号
    にかいのてっぱん キッチンK

    広島電鉄の廿日市市役所前駅から徒歩3分、宮島街道沿いにある鉄板焼き店。2000年のオープン当初から地域密着を掲げて顧客一人一人とのコミュニケーションを重視してきた。
    「仕事とスポーツは似ていると感じることが多々あります。私自身、長年バレーボールに打ち込んできましたが、強いチームほど派手な練習を好まずに基礎を徹底。飲食店においても、いつお客さまが来店されても同じ味が提供できるよう地道な下準備を怠らないことが大切だと考えています。味はもちろんのこと、最後には人が集客の決め手になるはずなので、常に気持ちの良い接客を意識したいですね」
     野菜と麺の間に卵を挟み、外側に持ってきた麺をカリカリに仕上げるお好み焼きが人気という。変わり種としてガーリックライス入りも提供する。
    「6月にお好み焼きの冷凍商品を開発。店舗販売のほか、廿日市市のふるさと納税返礼品に登録しています。今後はスーパーや道の駅での販売も目指したい。多店舗展開が次の目標です」

  • 2024年7月11日号
    中野家笑顔

    創業38年のお好み焼き店「中野家」が、ほかのお好み焼き店やホテルで修行を積んだ新オーナーを迎えて店名を改め、7月2日に再スタートを切った。受け継いだ「肉玉そば」の味を守りながら、自家製すじこん煮込みを入れた「笑顔スペシャル焼き」などの新メニューを加える。
    「独立を考えていた時に、後継者を探しているお好み焼き屋があると聞いて初めて食べに来ました。シンプルで毎日食べても飽きない、昔ながらの味付けが自分の理想と一致し、承継を即決。笑顔があふれる店にと新たな店名に思いを込めました」
     中野さんは、2022年頃から体調不良をきっかけに引退を決意。200人以上いるという常連のなじみの店を守りたいと、県の事業承継・引継ぎ支援センターを介して承継先を募った。
    「これまでの『中野屋』の調理法や味付けに江藤さんのアイデアが加わることで、より多くのお客さんに喜んでもらえると思う。20〜30年と地元の人に長く愛される店にしてほしい」

  • 2024年7月4日号
    甘党 はち乃木

    菓子製造販売のカクマル堂が運営する甘味処。先代の祖母の高齢などを理由に、2008年に半世紀続けた喫茶営業を閉店。以降は看板メニューの宇治金時やぜんざいを百貨店などに卸していたが、本社を中区堀川町から上八丁堀に移し、1月16日に約15年ぶりに飲食店を再開した。
    「22年5月に経営のバトンを引き継ぎ、祖母の店への思いと、幼い頃から親しんだ味を次世代につなげたいと決心。営業再開を喜んでくださるお客さまも多く、毎日が充実しています」
     縮景園近くのビル1階約70平方メートルを貸借。40代以上の女性客が中心だが、あんバタートーストやパフェ、抹茶ラテなど若者を意識したメニューもそろえ、あんこの量り売りも始めた。
    「食べ物はできたてをすぐに味わってもらうのが一番。人と人とのご縁の大切さをかみしめながら、愛される店づくりにまい進します」
     3月に創業120周年を迎えた。いずれは純和風の喫茶店を開きたいと意気込む。

  • 2024年6月27日号
    ワインバーViVi

    ワインエキスパートの有資格者で、北海道でマナー講師などの経験がある店主が、道産と広島県産食材が中心の料理と酒を提供する。
    「北海道の人脈で旬の農・海産物を仕入れているほか、広島にもカキ、ジビエ肉といった素晴らしい食材が多くあります。それらに合うワインをお薦めするのはもちろん、お客さまが持ち込まれた酒の銘柄に応じて好相性の料理を出すことも。固定メニューがないのが特徴で、毎日新しい味の組み合わせを楽しんでいただけます」
     接遇面では講師のスキルを生かし、ゆったりくつろげる隠れ家のような店をコンセプトに掲げる。
    「店名と場所(中区銀山町)から夜の店と思われがちですが、例えば予約制でアフタヌーンティー付きのランチコースを提供するなど柔軟な対応を心掛けています。基本の営業時間はあるものの、時間外の要望があればご相談ください。貸し切り対応も可能です。海外で10年近く暮らしていたので、英語でのおもてなしも承ります」

  • 2024年6月20日号
    日本食「雅庭」

    シェラトングランドホテル広島7階で、すし、鉄板焼き、会席を提供する。5月24日にリフレッシュオープンし、メニュー内容や内装・インテリア・器などを刷新した。職人が専用のカウンター席で出来たて焼きたてをふるまうスタイルはこれまで通り。
    「結納・顔合わせなどの利用が増えたことから、新たに3〜8人用の半個室を設置。一枚板のテーブルが上質な雰囲気を演出するほか、大きな窓を備え開放感もあります。鉄板部門では広島牛と月替わりのブランド牛を用意。すし部門では、すし会席『葵』(1万円)がおすすめ。すし職人が目の前で握って提供するライブ感や会話も楽しんでもらいたい。季節ごとの厳選・希少食材をご堪能いただけます」
     秋からは鍋料理の提供も予定。外国人の利用も増加傾向で、宗教やアレルギーにも柔軟に対応する。
    「料理だけでなく、雰囲気、サービス含めトータルで100点になることが、お客さまへの最高のおもてなしだと考えます。安心して訪れてもらいたい」

  • 2024年6月13日号
    Gallery&スナックひまわり

    中区本川町のテナントビルの最も奥にある一室に、こぢんまりと店を構える。コロナ禍の2021年12月にオープンし、口コミ中心に客を広げる。
    「9人しか入れない小さなお店です。少人数でお酒を片手に会話を楽しんだり、好きな歌を歌ったり。50〜60代を中心とする同世代のお客さまに1日の疲れを癒やし、ゆっくりと過ごしてもらえる店を目指しています」
     アルバイトでのスナック勤務を経て、一念発起し独立を決めた。ウイスキーを中心に各種アルコールをそろえる。食べ物の持ち込みは自由で、時にカウンターに総菜が並ぶことも。女性の数人グループの来客もしばしば。来店客と会話を楽しみつつ、つながりを大事にした接客を心掛ける。
    「貸し切りにも対応します。商談など大事な場面に使っていただければ」
     店内は安佐南区の福祉施設に通う障害のある子どもたちの描いたネコの絵がずらり。気に入れば購入もできる。
    「かわいらしい絵が多い。子どもの豊かな感性を大切にしてあげたい」