広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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  • 掲載ニュース― NEWS ―

    今週の表紙
    創業90周年、環境製品が伸長 / 田中 友啓 氏
    NEWSな人
    グループ年商100億円目指す 醤油・野菜で成長けん引 / 寺岡有機醸造 寺岡 宏晃 社長
    5月に創業80周年 社長交代、社内制度を改革 / クロダルマ 平 慶一郎 社長
ニュース一覧
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グルメ&ナイト― GOURMET and NIGHT ―

話題のお店を取材!
ブリッジ / 山本 正彦 総料理長

シェラトングランドホテル広島内のブッフェレストラン。開業から11年で初の大幅改装に踏み切り、6月23日に営業再開した。内装はウッド調を基調に瑠璃・白銅・琥珀などのアースカラーを用いて瀬戸内の自然を再現し、シンプルでモダンな雰囲気に。ブッフェコーナーには3人のシェフが常駐し、客と対面しながら料理を仕上げて提供する。ホテル業界で約40年となる、山本正彦総料理長は仏料理を中心に宴会などにも対応する。
「味・質・サービス・雰囲気、全てにおいて広島一番を目指します」
 と意気込む。リニューアルに向けて数年間、後輩・先輩のホテルを視察して情報収集したという。「シェフがいて、常に作り手が見える安心感を提供したい。料理をとってもらうときの会話はもちろん、『(料理は)温かかったですか』と、食後のコミュニケーションも重要視。当たり前のことですが、温かいものは温かい状態で召し上がってほしい」
 調理台は全てフラットにし、大理石の調理台で保冷・保温をするなど工夫を凝らした。1日8人限定のディナーコース「シェフズテーブル」も新たに始める。

    INFORMATION
  • ◆住所:東区若草町12-1
  • ◆電話:082-262-7173
  • ◆席数:144席
  • ◆営業時間:午前6時半〜午後10時
  • ※発行当時の情報となります。過去の記事につきましては、最新情報を掲載店さまにご確認ください。

スポーツ応援談― SPORTS TALK―

経営者が語るスポーツ「愛」
ハプロット / 満元 貴治 社長

作業療法士として計11年間勤務し、昨年3月に独立。リハビリ医療の経験を基に、転倒や転落などによるけがの予防に焦点をあてた家づくりのアドバイス事業を手掛けています。
 2015年10月に病院時代の同僚と川崎フロンターレ戦を見に行ったのがきっかけで、サンフレッチェを本格的に応援するようになりました。試合は終盤まで1対1の展開でしたが、後半のアディショナルタイムに山岸選手の勝ち越しゴールで見事勝利。その時のスタジアムの熱気に魅了され、一気にファンになりました。同年のJリーグチャンピオンシップのガンバ大阪戦はスポーツバーで観戦し、こちらも試合終了間際に2点を決めて逆転勝ち。サッカーは1点を競うスポーツで、試合終了間際は相手も守りに入るのでより点を取るのが難しくなりますが、最後まで諦めなければ報われる、挑み続けることの大切さに気付かされた一年でした。同マインドは私の経営活動の礎になっています。
 子どもたちを連れてよくエディオンスタジアムに足を運んでおり、直近も5月に試合を見に行きました。今シーズンは比較的良い試合が多く、6月20日時点でリーグ5位と順調。個人ではボランチの青山選手を特に応援しています。サッカーは野球と比べると移籍が多いスポーツですが、強いときも弱いときもチームに残って活躍してくれるひたむきな姿に胸を打たれます。サンフレッチェもカープと同じく育成に力を入れるチームで、U−18(ユース)の成長も楽しみの一つです。地元に一線で活躍するチームがあるのはすごく誇らしいことだと思います。

コラム― COLUMN ―

                                   
記者が注目する「こぼれ話」
役立てれば本望

絵や音楽、スポーツなどは生涯の友になり、人生を豊かにしてくれる。そう気付くのが遅く、趣味のことなども、もう少し熱心にやっておけばと思うが、人生100年、まだ遅くないぞと叱咤する。
 子どもの頃、夢中になると上達も早い。とりわけスポーツは仲間が広がる。感動があり、困難に挑戦する勇気を与えてくれる。こうして経験値を重ねた価値は大きい。
 介護・福祉関連の冊子などを多く手掛けるタニシ企画印刷(中区舟入川口町)は7月中旬、東広島版の地域ジュニア応援新聞「スポラブ広島」を創刊する。子どもらのスポーツ活動を幅広く取り上げ、プロスポーツの話題も載せる。先に島根と鳥取県で同様の新聞を発行するNPO法人日本スポーツNEWS(鳥取県西伯郡大山町)から受託し制作発行。年4回を目途に同市の小学32校、中学18校の全校児童・生徒約1万7000人をはじめ、図書館や生涯学習センターなどに無料配布する。田河内伸平社長は、
「中小企業家同友会の会員企業から、広島で同新聞を制作発行しないかと依頼が舞い込み、引き受けることにした。私も高校時代にホッケー部に所属し、根っからのスポーツ好きだったから迷いはなかった。地域がスポーツの力で元気になり、広く交流を深めていくきっかけ、橋渡し役になれればと願っている」
 紙面は、中学校のクラブ活動やスポーツ少年団の紹介をはじめ、試合や大会の結果報告のほか、県内の企業経営者らがリレー方式でスポーツにまつわるエピソードや思いなどを載せる予定。子どもの豊かな成長を促し、地域が一体となってスポーツ活動を応援しながら気運を盛り上げていく編集方針を打ち出す。
 編集担当の潮秀美さんは可部アスレチッククラブの代表コーチも務める。陸上競技を通じて仕事も子育てもブラッシュアップしているようだ。最近の子どもたちについて、
「スマホでテクニックなどの知識が豊富になり、瞬間的には成果を出せても、運動量が少なく持続性に欠けると感じている。基礎体力は外遊びやいろんな体の動きの積み重ねがあってこそ維持、増進できるもの。いまこそ基礎を大切にすべきときと思う」
 誌面で子どもたちのスポーツ意欲を底上げできれば、やがて真のスポーツ王国復活につながり、地域がもっと元気になるはずと力を込める。賛同する企業、地域の応援があって成り立つフリーペーパーだが、創刊と併せて専用ホームページも開き、動画配信なども計画。東広島に続き、発行対象地域を広げていきたいと意欲をにじます。
 同社は、介護保険制度開始に合わせて帳票類から介護現場に役立つグッズなどもトータルに提供するサイトや、ラインを使う介護記録に特化した訪問介護事業所向けシステムサービスなどを手掛ける。別会社で市内初のFC加盟による児童発達支援事業所コペルプラス古江教室を運営。主に4〜6歳の70人が利用している。田河内社長は、
「子どもの発達には凹凸があり個性的な特徴を持つ幼少期の療育がきっかけで、秀でた才能を伸ばす子も多い。その可能性を引き出し、社会全体で育んでいきたい。誰かのために役立つことができれば本望です」

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