重厚で落ち着いた雰囲気の会員制ラウンジ。15周年を迎え、11月13〜15日に記念イベントを開く。
「この日を迎えることができたのはお客さまのご愛顧があったからこそ。また皆さまのお顔を見られる日常が戻ってきて、本当に幸せです」
店内にはカウンター席とボックス席に加え、個室も完備。ゆったりとした時間を楽しめる空間づくりを心掛けているという。
「どんどん新人が入ってきていて、20〜40代と幅広いスタッフが在籍。人手不足に悩むお店が多い中、賢くて優しい良いスタッフに恵まれました。最近はお客さまの層も少しずつ変わっていますが、会員制だからこそ、皆さん穏やかで気軽にお話ししやすい雰囲気ですよ」
年明けに誕生日を迎えるママ。
「来年還暦を迎えます。介護と日常の忙しさに追われながらも、充実した毎日を過ごしています。大変なことも多いですが、お客さまとの時間が私の元気の源です」
佐伯区に酒蔵を構え「八幡川」などの清酒を生産。近年は海外向けブランド「六儀(りくぎ)」や、日本酒をあまり飲まない層に向けた甘酸っぱい酒「たちまち小町」の拡販に注力しています。
現在小学1年生の娘が保育園児の頃、五日市「ゆうゆう鍼灸整骨院」で子ども向けの運動コースに参加。そこにはドラゴンフライズの選手も何人か治療に通っており、娘の相手をしてくれるようになりました。中でも身長208センチでセンターの河田チリジ選手に初めて会った時の娘の反応が忘れられません。大人から見ると河田選手は体に合った大きな車に乗っていましたが、娘から見ると「体を縮めて、すごく小さい車で帰った」と語るほど、背の大きさに衝撃を受けたようです。その後も彼が娘とよく遊んでくれる様子を見て私はファンになりましたが、娘いわく「寺嶋選手がイケメンで好き」だそうです。女の子ですよね。
今年3月30日、娘と試合を初観戦。バスケットボールは未経験ですが、演出や応援が楽しく非常に良い思い出に。また、試合中のルール解説が分かりやすく、娘にも説明できたので助かりました。娘は今でも家で応援を口ずさむほどで、今季は2人でファンクラブに入会し、私は河田選手の背番号入りTシャツも購入しました。家庭や仕事の都合もありますが年4〜5試合は見に行きたいです。次は妻もぜひ連れて行ってあげたいですね。朝山新監督の下で広島が熱くなるような楽しい試合を期待しています。
1955年に財界グループ「二葉会」が発足した。わしらでやろうやないか。企業トップの発言をきっかけに広島の有力企業10社(後に11社)が結束。廃墟となった広島を復興させようという経済人の気概にあふれていた。利害得失を離れてまちづくり、経済を引っ張り、いかんなく存在感を発揮した時代だった。
二葉会メンバーのうち、御三家と称されるマツダ、中国電力、ひろぎんホールディングスが5月、県とタッグを組んだ。転出超過の解消を目指すプロジェクト「HATA ful(はたフル)」をスタート。社員と職員40人が中心となり、広島出身の県外大学生へのヒアリングなどを通じて、なぜ広島が選ばれないのか探った。検討を重ね、理想の姿を描く。これから広島が「働く場所」として一層魅力的になるよう、さまざまな取り組みを始める。
出向や兼業で各社のプロジェクトや業務を相互にこなす「キャリアチャレンジ」のほか、学生にもプロジェクトに参加してもらいながらキャリア形成を促す「インターン」などによって、チャレンジ機会の創出や企業のイメージアップを図る。企業規模を問わず来春から参加者を募り、初年度に10件30人、3年で100人のマッチングが目標。月1回の合同ワーケーションのほか、相互の定期的な職場点検で風土改革を促す。
9月の発表会にそれぞれの組織のトップが来場。一部紹介すると、
『転出超過の主な理由はUIターン採用の減少と県外転職の増加。県内で多く採用する企業こそが取り組むべき課題ではないか。はたフルの名称には地域の旗振り役となる、カラフルで魅力的な〝はたらく〟を創出する企業ネットワークという意味を込めた。私たち大人が広島で生き生きと暮らす姿を子どもに見せて、将来に希望を持ってもらう。人材交流プラットフォームなどで組織の枠を超えて人がつながり、誰もが自分らしく働ける魅力的な職場を広島で増やしていく』
と心意気を見せる。湯崎英彦県知事は、
「これまでも多くの対策を行い、モデル事例を共有してきたが、企業の枠を飛び超える画期的な試みだ。二葉会が復興を支えた歴史など、地域密着が広島の良いところ。県民が最大限に力を発揮し幸せになることは企業を強くしていく。まさに地域活性化の原動力となり、魅力的な広島の姿を見て人が集まってくる。そんな好循環を目指す」
マツダの毛籠勝弘社長は、
「金と物は有限だが、人には無限の可能性がある。企業の底力は一人一人がどれだけ活躍できるかに懸かっている。仲間をつくり、同じ課題に向けて一歩踏み出したことで、広島を変えるエネルギーが生まれたと思う」
ひろぎんホールディングスの部谷俊雄社長は、
「企業風土の変革は一朝一夕にはいかない。1社だけでうまくいくかというと難しく、この活動を機に協力しながら加速させたい」
中国電力の中川賢剛社長は、
「実は転職サイトで、おそるおそる中国電力と入力することがある。はたフルの熱意を聞き、魅力的な会社には自己実現や働きがいにつながる職場環境が必須だと改めて肝に銘じた。広島には地元プロスポーツをみんなで応援する気風がある。企業も応援し高め合いたい」
活動の輪が広がり、活気あふれる広島を願いたい。