国内では珍しい、ぬか漬けした食材で多様な洋食メニューを提供する料理店を2022年から営む。
「ぬか床の副材料には通常だといりこやかつお節などの動物性素材を使いますが、当店では干しシイタケなど植物性素材のみを使うことで優しい味わいに。野菜だけでなく、肉、魚、卵も漬けるため、口に運ぶまでは『味の想像がつかない』とお客さまからドキドキされることが多々ありますね」
例えばパスタにあえるといった形で提供し、カツレツが特に根強い人気とか。ぬか漬けは善玉菌のエサとなる食物繊維や乳酸菌などが豊富なため、特に健康意識の高い20〜40代女性からの支持を得ているという。直近では、食べログユーザーから高い評価を集めた100店を各ジャンルで選出する企画に、西日本エリアの洋食部門で初選出された。
「昔おばあちゃんが作ってくれたような伝統的で懐かしく、だけどどこか新しい、未知の食世界をぜひ存分に味わってほしい」
西区井口に本社を置き、地域に根差した不動産会社として宅建や建設業、リフォームも手掛けています。
小学生の頃にソフトボールを始めたことがきっかけでカープファンになり、ふるさとの江田島市から市民球場へは家族で頻繁に足を運んでいました。当時は延長が最長15回まであり、フェリーの最終便ぎりぎりまで観戦したことも。緒方孝市、金本知憲、前田智徳選手などの強打者がそろう中で特に魅力的だった選手は、カープの助っ人外国人の中で歴代ナンバーワンの活躍とも言われるルイス・ロペス選手。特に印象深い試合は、ロペス選手がダイエーからカープに復帰した2002年の中日戦です。足に不安を抱えている前田選手の走塁に不満を持ったロペス選手が前田選手につかみかかって大騒動に。あの前田選手が自分自身へのふがいなさから、涙を流したので大きな衝撃が走りましたが、それだけロペス選手は野球に対して熱い思いを持っていたのだと思います。ファビアンとモンテロ選手にも、ロペス選手並みのパッションと活躍ぶりを期待したいですね。
今年のカープはCS進出とならず悔しい結果となりましたが、一方でうれしい出来事も。広島市街地にある老朽化した小規模オフィスビルの再生事業で増岡組さんと連携することになりました。市民球場とマツダスタジアムの両球場の建設に唯一携わったと言われる会社とご縁があったのは、ファンとしても幸せな限りです。
米国で生まれたウェル認証が日本でも広まってきた。人に大切な空気、水、栄養、光、運動、温熱快適性、音、材料、こころ、コミュニティの10のコンセプトに沿って審査基準を設けている。
産業機械、空調機器機材など機械商社のビーテックは9月16日、中区大手町から西風新都の安佐南区大塚西に移転し、業務を始めた。これを契機にウェル認証を申請し、来春には取得見込みという。
新本社屋はアストラムライン大塚駅近くの敷地4086平方メートルに2階建て延べ2217平方メートルを新築。1階に大会議室、倉庫棟などを設置。2階のオフィスは大きな窓を設け、広々と開放感がある。机は1フロアに80席分。ビーテックサービス、中区本川町から移ったシステム計装のグループ3社の社員が働く。
電動で上下し立ったままで業務が可能な机、キッズルームを導入。会社補助で健康に配慮した冷凍食品や飲料などを用意する。垰田実社長は、
「アストラムラインやバスの公共交通機関から徒歩10分圏内、ワンフロアを広く使えることで用地を選定。業務効率を高め、設計施工、環境改善等の新規事業などで社員間のコミュニケーションがとりやすくなります。駐車場は社員分含め現在80台分を確保。計100台分以上になるよう周辺で整備しています」
座りっぱなしが続くと寿命が短くなるというデータがあるという。立っても座ってもデスクワークを可能とし、採光などに気配りした。
1951年2月に父の明氏が中区本通(当時の播磨屋町)で「新東洋貿易」を創業。60年に「新東洋」に社名変更し、76年に創業25周年記念事業として西区庚午北に自社ビルを建設し移転した。87年に「ビーテック」に社名変更。
2000年の50周年記念事業で中区大手町の7階建てビルを購入し移転した。82年に空調自動制御部門をシステム計装として分社化。93年には空調機器修理・部品販売部門をビーテックサービスに分社化。95年には中国に合弁の大連ビーテックを設立し、中国事業を展開するなど業容を拡大。来年に75周年を迎える。
「オイルショックやバブル崩壊、リーマンショックなどを何とか乗り越え、多くの取引先に引き立てられことが大きい。経済、社会環境の変化に対応して工夫しながら今日に至っています。過去の成功体験や価値観に縛られない、柔軟に対応し続ける経営を目指しています」
25年3月期の連結売上高は84億円。いまは100億円規模を目標に置く。
18年に女性営業職の採用を始め、現在5人のチームで空調機のフィルター販売保守事業を行う。システム計装は新規事業として省エネ・省CO2の課題解決を図る「環境ソリューション事業」に注力する。パナソニックを窓口にウェル認証を申請中。
「健康経営やSDGs経営などウェルビーイングの観点で、職場環境や労働環境を整備。就業規則にもフレックスタイム制の適用、勤務間インターバル・連続勤務の制限、職業訓練制度・関連資格取得の授業料補助、産業医の定期的面談などを盛り込みました。企業経営で人の大切さを実感。働きがいのある職場環境を整備していきます」
人的資本投資で企業価値を高め、社員のエンゲージメントも向上。採用活動にも生かせる。基本コンセプトに沿って職場を創り、100年へ向かう。