広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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スポーツ応援談― SPORTS TALK―

2021年2月4日号
良和ハウス / アンドリュー・アラン・ギブラー さん

米ミズーリ州の出身です。賃貸仲介の国際チームに所属し、外国人のお客さまのお部屋探しを支援しています。
 来日のきっかけはカープでした。2013年から2年間、2軍で外国人選手の通訳を務めました。監督やコーチ、日本人選手との間で、それぞれの言葉を訳し伝えます。ときには言い合いに立ち会ったことも。私がどう訳すかでニュアンスが異なり、その後の関係性に大きく影響するため、本当に気を使いながら言葉を選んでいましたね。あるとき、共に早口の外国人と日本人選手と3人で焼き肉へ。私は食べたことのない高級肉に期待して行ったのですが、2人の言葉を訳すだけで必死。すごく盛り上がり、役目を果たしましたが、私は水を飲む暇もないほど。良い思い出です。
 通訳以外にも米国大リーグを参考に、新たなグッズを提案し採用された商品もあります。キャッチフレーズ「STRINKIN’BACK!!逆襲」や、「剣砥挑来−RALLYING TO ATTACK!」の英語は、私の提案を採用してもらいました。
 カープは離れましたが、日本人女性と結婚し、そのまま日本に残ることにしました。今は毎年のマツダスタジアムでのスポンサードゲームをはじめ、グループの鷹の巣ゴルフクラブで開かれる選手会ゴルフなどで、球団の懐かしい方と仕事で交流する機会があり、ありがたいです。
 昨年は来日した外国人選手らもコロナ禍に振り回されて活躍が制限され、もどかしかったのでは。早く選手とファンが気軽に交流できるようになってほしいですね。

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