広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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スポーツ応援談― SPORTS TALK―

2021年2月18日号
リーフラス / 野村 裕芳 中四国支社長

子ども向けスポーツ教室を運営しており、広島では野球、サッカー、バスケットボール、テニスなど6種類、計3000人をお預かりしています。当社はいわゆる勝利至上主義や技術に特化した指導ではなく、認めて、褒めて、励まし、勇気づける方針で、自立心、協調性などの非認知能力や人間力向上を目指します。
 私は江田島市出身で学生時代からサッカー一筋。中学時代は部員数8人でしたが、皆実高校に進学して部員数100人以上に。指導者も約5人おり、中学時代と打って変わった充実の環境に驚いたものです。比治山大学時代もサッカー部に入りましたが、目的意識の低いチームでした。1年生の終盤にはキャプテンとなり、部の立て直しに奮闘。一時は3人まで減った部員数も必死の呼びかけで20人に増やし、学長に掛け合ってサンフレッチェ広島のコーチに指導を嘆願。なんとか再建でき、この部は、大学リーグ2部で優勝するチームにもなりました。スポーツの指導者となり、多くの子どもたちに充実した環境で思う存分スポーツを楽しんでもらいたいと、当社に入社。今後は当スクールを通じて興味を持った子どもたちに、広島のプロ球団の試合を、もっと気軽に楽しめるような仕掛けをしたい。
 当社は近年、福岡ソフトバンクホークスなどプロ野球4球団と野球スクール事業で提携。指導者の接し方で、その競技の好き嫌いが決まります。サッカーやバスケと比べて、「野球は厳しそう」と敬遠している子は多い。野球競技人口の拡大へ、カープ球団と一緒に何か取り組めたらうれしいですね。

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