広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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スポーツ応援談― SPORTS TALK―

2021年10月7日号
ちゅピCOM / 浅井 幹夫 社長

カープと同じ1950年に私も生まれ、幼少期は父親に連れられて西区観音の広島総合球場へ。ものすごい人で、父に肩車されて見ていました。途中で帰りたくても、混雑で球場を出られないので、外野側の石垣から飛び降りて場外へ。当時5歳で、野球観戦の思い出は恐怖と共にありました。ナイター設備が整った旧広島市民球場が完成したときは、本当に感激しました。
 中国新聞社に入社後、経済部に所属していた1975年、カープが初優勝し、バーゲンや大売り出しを取材。本通から流川の一帯が朝から晩まで酒臭かったのも、良い思い出です。
 カープと1番深く関わったのは、新球場建設に当たり、私も担当に加わって音頭を取った2004年の「平成のたる募金」。球団存続の危機にも直面し、広島のマスコミ業界が先頭に立って盛り上げました。結果、市民から約1億2300万円もの巨額の寄付金が集まり、企業・自治体にも波及。まさに、市民のカープ愛を感じた出来事でした。
 旧ひろしまケーブルテレビ社長に就き、14年からウエスタンリーグの生中継を始めました。現在は首都圏を含む16局でも放送しています。現在のちゅピCOMでは、中断なくカープの全試合を見られるのが最大のメリットで、年々契約が増えています。
 個人的に注目するのは坂倉将吾選手。ルーキーで受賞した年のファン感謝デーで私がプレゼンターを務めました。がちがちに緊張して握手する姿が初々しかった彼が今では身体も一回り大きく、たくましくなった。さらなる成長と活躍に期待したい。

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