広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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スポーツ応援談― SPORTS TALK―

2022年8月4日号
カルビーフューチャーラボ / 堀江 佳世 さん

自分で言うのもなんですが、相当なカープファンだったと思います。カープが絶対的存在の庄原市の家庭で育ち、初期のファンクラブに入り、高校時代は東出選手と結婚すると思い込んでいました。大学時代は一時的に気持ちが離れましたが、関西で働いていた時に同僚から誘われて旧市民球場で観戦したのをきっかけに再燃。以降はたびたび夜行バスで広島に戻り、5月と8月の長期連休中は全試合を球場で観戦していました。20代前半には球団の求人に応募しようとしたことも。
 当時は黒田投手しか勝てないような暗黒の時代。カープを馬鹿にする関西のテレビ中継が我慢ならず、無音にして応援していました。負けると食事がのどを通らないこともありましたね。
 新商品開発の専門チームとして2016年に開設されたカルビーフューチャーラボに入るために広島へ。第1弾のスナック菓子「ふるシャカ」はパッケージにカープ坊やをデザイン。仕事でカープに携われたのは良い思い出です。一方、3連覇を遂げた全盛期で、広島は猫もしゃくしもカープ。「カープ女子ですね」と言われると、「違います、カープファンです」と笑顔で言い返していましたね。別にキャーキャーと言いたいわけではなく純粋に応援していたので、気持ちが少し冷め、以前よりは冷静に観られるようになりました。
 特定の選手ではなくチームを応援しており、真っ赤に染まった球場を見るのが好きです。チームが強いときに観戦者は増えますが、本来ならば勝てないときにこそ頑張る選手を応援していけるといいですよね。

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