和楽器演奏団体「ぐるーぷ〝樹〟」の尺八奏者「山本観山」として、定期演奏会や小・中学校での和楽器鑑賞会、海外公演などの演奏活動を長年にわたり続けています。
学生運動などが盛んだった1972年、流派にとらわれない自由な音楽グループを立ち上げたいと、広島大学の現役学生やOBら8人で樹を結成。卒業後は広島アルミニウム工業に勤めながら音楽活動を両立してきました。安佐南区長束の工場で「無水鍋」の開発、製造、販売に携わり、定年まで勤務。若い頃は宇品から通勤しており、市民球場付近でバスを乗り換えていました。ルーツ監督から始まる黄金時代が到来すると、それまでにない球場の盛り上がりを感じましたね。カープは試合成績よりも「人」に興味があります。新監督が就任すると、その人の人生のストーリーや選手時代に逆境を乗り越えてきたエピソードをテレビや本などで情報収集し、自分自身の生き方にも照らし合わせる。そういった意味で新井新監督には本当に濃い人生の物語があります。だから今季は監督へ注目していることはもちろん、その弟分でもある堂林翔太選手の活躍も見たい。努力の成果が花開いてほしいですね。
樹のメンバーは現在8人で、昨年に設立50周年を迎えました。それぞれ仕事・家庭もありながら、助演で駆けつけてくれるOBもいて、人と人との支え合いで続けてこられました。メンバー全員で、カープを応援しています。