役所勤めから、2002年に税理士へ転身。いま中区立町に構える事務所ではカープの新井貴浩監督の直筆サイン入りユニホームを飾っています。16年に25年ぶりのリーグ優勝を成し遂げたとき、顧問先のつてで入手。当時、選手だった新井さんは打率3割、19本塁打、101打点をマーク。自身初のMVPに輝くなど、チーム躍進の原動力となりました。
そこからの3連覇は、広島の街が昭和の黄金期のような盛り上がり。1975年に初優勝した際の、前に進めないほどの雑踏や振る舞い酒などのお祭り騒ぎを思い出しました。
実は2018年の新井さんの引退時にテレビ局の街頭インタビューを受け、「いつの日か監督としてカープに戻り、優勝に導いてほしい」と答えました。今年、新井カープは低い下馬評を見事に覆しリーグ2位。対話の中で選手を育て、皆がのびのびと力を発揮した結果だと思います。今のリーダー像を具現化しており素晴らしいですね。
当事務所にはイチローの大リーグ20年記念と大谷翔平選手の初本塁打・初勝利記念のサインボールを飾っていますが、カープからも世界に名だたる二人のような選手が出てくるよう期待しています。もちろん、海を渡る前には日本一を見せてもらいたい。